2014年10月23日木曜日

2014-6-17 10:13 只今、満開中 Dog's bane (@_@)



鹿児島県薬剤師会会館の前には、小さな花壇があります。

そこで、数種類の植物を育てています。

現在、満開となっているのは、ポルトジンユ(Plectranthus ornatus)。

アフリカ原産の独特な香りがする植物です。

英語では、 Dog's bane。

犬が嫌うので、その名がついています。

さて、その香り、好きか、嫌いか。

きっと、多くの方が、しかめっ面になること間違いなし。

水やりするだけでも、辺り一面に、その香りが充満します。

ところで、現在、小さな花壇の中で、半坪ほど占拠している状態ですが、実は、2、3枚の葉から育てたものなのです。

数年前、「この植物は何ですか」と、葉を持って、ある方が、薬剤師会を訪ねていらっしゃいました。

その独特の臭いから、シソ科では?と思ったのですが、全く何か分かりませんでした。

「調べて、後ほど連絡します。」と言って、葉を預かりました。

それから、しばらくの間、濡れティッシュの上に葉を放置していたら根が出てきました。

よし、これならいける、そう思い、植木鉢に移植。

そして、花が咲くまで待ちました。

かかった時間は、2-3年。

花が咲けば、色々と調べることができます。

種子島の薬用植物園、熊本大学の薬用植物園の先生方に相談しながらポルトジンユであることを確認しました。

さて、名前が分かったので、早速(?)、問い合わせ来られた方に連絡したところ、すっかり、忘れていらっしゃった様で、大変、びっくりされていらっしゃいました。

それは、そうですよね。

「後ほど」が、2年も、3年も経ってしまっていたのですから・・・

それにしても、生命力の強い植物です。

あと2-3年もすれば、小さな花壇は、ポルトジンユに占拠されてしまいそうです。


********************
1)種子島の薬用植物園:  独立行政法人 医薬基盤研究所 薬用植物資源研究センター種子島研究部 
http://wwwts9.nibio.go.jp/tanegashima.html

2)熊本大学の薬用植物園:薬用資源エコフロンティアセンター
http://www.pharm.kumamoto-u.ac.jp/flower/
http://www.pharm.kumamoto-u.ac.jp/yakusoen/garden.html

0 件のコメント:

コメントを投稿