感染性胃腸炎の流行の兆しがあります。
しっかり予防しましょう。
厚生労働省から次のようなリーフレットが出されていますので、ご利用下さい。
調理業者や給食施設などを対象とした資料のようですが、一般家庭における予防の参考にもなります。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dl/20121127-01.pdf
ノロウイルスに関するQ&A
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html
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*ノロウイルスによる感染について
<感染経路>
- 食品からの感染 -
・感染した人が調理などして汚染された食品
・ウイルスの蓄積した、加熱不十分な二枚貝など
- 人からの感染 -
・患者のふん便やおう吐物からの二次感染
・家庭や施設内などでの飛沫などによる感染
<症状>
- 潜伏期間 -
感染から発症まで24~48時間
- 主な症状 -
・吐き気、おう吐、下痢、腹痛、微熱が1~2日続く。
感染しても症状のない場合や、軽い風邪のような症状のこともある。
・乳幼児や高齢者は、おう吐物を吸い込むことによる肺炎や窒息にも要注意
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*ノロウイルスによる食中毒予防のポイント
<調理する人の健康管理>
・普段から感染しないように食べものや家族の健康状態に注意する
・症状があるときは、食品を直接取り扱う作業をしない。
・症状があるときに、すぐに責任者に報告する仕組みをつくる。
<作業前の手洗い>
・洗うタイミングは、
トイレに行ったあと
調理施設に入る前
調理の盛り付けの前
次の作業に入る前
・汚れの残りやすいところをていねいに
指先、指の間、爪の間
親指の周り
手首
・調理器具の消毒
方法1) 塩素消毒
洗剤などで十分に洗浄し、塩素濃度200ppmの次亜塩素酸ナトリウムで浸しながら拭く
*エタノールや逆性石けんではあまり効果がありません
方法2)熱湯消毒
熱湯(85℃以上)で1分間以上加熱する
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*ノロウイルスの感染を広げないために
食器・環境・リネン類などの消毒
・感染者が使ったり、おう吐物がついたものは、他のものと分けて洗浄・消毒する。
・食器類は、食後すぐ、厨房に戻す前に塩素液に十分浸し、消毒する。
・カーテン、衣類なども塩素駅で消毒する。
・選択するときは、洗剤を入れた水の中で静かにもみ洗いし、十分すすぐ。
・85℃で1分間以上の熱水洗濯や、塩素液による消毒が有効。
・高温の乾燥機などを使用すると、殺菌効果が高まる。
・金属は塩素液ではなく、アルコールで二度拭きする。
(次亜塩素酸ナトリウムは金属腐食性があるため。)
おう吐物などの処理
・患者のおう吐物やおむつなどは、次のような方法で、速やかに処理し、二次感染を防止する。
・ノロウイルスは、乾燥すると空中に漂い、口に入って感染することがある。
・使い捨てのマスクやガウン、手袋などを着用する。
・ペーパータオル等で静かに拭き取り、水拭き後、塩素消毒をする。
・拭きとったおう吐物や手袋などは、ビニール袋に密閉して廃棄する。その際、できればビニール袋の中で1000ppmの塩素液に浸す。
・しぶきなどを吸い込まないようにする。
・終わったら、ていねいに手を洗う。
*塩素消毒液の作り方と注意点(注意点)
塩素液は、業務用の次亜塩素酸ナトリウム、または家庭用の塩素系漂白剤をで薄めてを作ります。
・製品ごとに濃度が異なるので、表示をしっかりと確認して正しく希釈する。
・次亜塩素酸は使用期限内のものを利用する。
・おう吐物等に直接原液をかけると有毒ガスが発生することがあるので注意する。
・それぞれの製品の使用上の注意をよく読んでしようする。
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(Air星人)
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