2014年10月23日木曜日

2009-7-16 10:26 日食を満喫しよう

日食を安全に

7月22日まであと6日。
当日は、どうもすっきりしない天気が予想されていますが、その日になってみるまで分かりません。当日の天気が良くなることを祈りましょう。

日本で、皆既日食が観察されるのは、数十年ぶり。
しかも、今回は、鹿児島、それも十島村がその絶好の観察スポット。
連日、TVなどを通じて、十島村の様子が全国に発信されています。
毎年、学校環境衛生検査で訪れる十島村小中学校。見慣れた子供たちの明るい笑顔がTVに映し出されると、ついつい微笑んでしまいます。
子供たちの屈託のない笑顔に乗せて鹿児島の島々のよさが全国に伝わればよいのですが。

さて、昔昔、日食の観察には、ロウソクの煤(すす)で曇らした硝子板や黒い下敷き、あるいは真っ黒に感光させたフィルム等を利用していました。それが、当時の常識。しかし、どうやら、それらの方法は、大変危険な方法だったようです。

太 陽の光には赤外線も含まれています。赤外線は、煤けた(すすけた)硝子板、黒い下敷き、真っ黒に感光させたフィルムなどを簡単に通過してしまいます。それ らをかざし、太陽を長時間注視してしまうと、赤外線が網膜にまで達してしまい、網膜にやけどを負ったり、失明したりする危険性があります。過去の日食にお いても、実際に幾人かの方が、網膜のやけどや失明をされたとの報告もあります。

肉眼で日食を観察する場合、太陽観察専用の日食グラスや遮光板を利用するようにしてください。また、望遠鏡で観察する場合は、太陽投影板に投影し観察してください。ピンホールカメラの原理などを応用しても安全に観察できます。

世紀の大イベント皆既日食、安全な方法で観察してこそ、より感動が増すのではないでしょうか。

なお、今年は、ガリレオの望遠鏡観察(1609年)から400年 世界天文年にあたります。

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皆既日食情報(国立天文台)
http://www.nao.ac.jp/phenomena/20090722/index.html

日食を観察する方法(国立天文台)
http://www.nao.ac.jp/phenomena/20090722/obs.html

2009年の皆既日食について~2009年のビックイベント(鹿児島県)
http://www.pref.kagoshima.jp/pr/shima/nissyoku/eclipse.html

トカラ皆既日食 7島 中継プロジェクト(鹿児島大学)
http://eclipse.cc.kagoshima-u.ac.jp/?page_id=22

日食を宇宙から観察しよう(気象庁)
http://www.jma.go.jp/

トカラ列島(十島村)
http://www.tokara.jp/


(Air星人)

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