2014年10月23日木曜日

2010-1-25 17:25 上手な医者のかかり方10箇条

上手な医者のかかり方10箇条

その一  伝えたいことはメモして準備
その二  対話の始まりは挨拶から
その三  よりよい関係づくりはあなたにも責任が
その四  自覚症状と病歴はあなたの伝える大切な情報
その五  これからの見通しを聞きましょう
その六  その後の変化も伝える努力を
その七  大事なことはメモをとって確認
その八  納得できないときは何度でも質問
その九  治療効果を上げる為、お互いに理解が必要
その十  よく相談し、治療方法を決めましょう 


(厚生労働省研究班)

厚生省研究班作成とあるので、随分古い資料になる(厚生省が労働省と合体し、厚生労働省となったのは2001年。それ以前の資料だから 少なくとも9年以上前)。しかし、医師に診察を受ける際の注意点として気に留めておくとよいのではないだろうか。

電 話等による患者さんからの相談、その多くが、治療内容や薬の副作用などに関するもの。しばらく話を聞いていると、時々、「医師あるいは薬剤師がちゃんと説 明してくれなかった」といった言葉が聞かれる。逆に、薬剤師に問うてみると、「説明はしっかりしましたよ・・・。」といった答えが返ってくる。どうやら、 医師や薬剤師と患者さんとの間で、食い違いが生じてしまっていることがあるようだ。

その理由として、医師や薬剤師が、口早に、そして難し い専門用語等を交えて説明してしまっていることにあるのかもしれない、あるいは、時間に追われて、なかなか患者さんの要望に応えられていないこともあるの かもしれない。逆に患者さんの方は、医師等に遠慮して、聞き洩らした事や分かりにくかった点等についてしっかりと確認できなかったこと等もあるのかもしれ ない。

十分な説明を受けることは患者さんの権利。一方、患者さんに十分に理解した上で納得していただけるように説明することは医師や薬剤師の義務。お互いに理解し合いよりよい医療を実現するために、医師、薬剤師はもう少し患者さんの方に歩み寄る必要があるのかもしれない。

外来の時間帯はとても忙しいので、医師や薬剤師の対応が不十分になってしまうこともあります。じっくり相談したい場合は、医師や薬剤師の都合のよい時間を聞いておいて、改めて相談するとよいかもしれません。


文:Air星人

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