2014年10月23日木曜日

2010-1-27 11:14 ノロウイルス等による感染性胃腸炎に注意

ノロウイルス等による感染性胃腸炎に注意

ノロウイルスによる感染性胃腸炎が増え始めています。

 参考:鹿児島県の感染症の動向 (2010年1月11日~17日の状況)
   http://www.pref.kagoshima.jp/__filemst__/49610/2w.pdf

ノ ロウイルスによる下痢やおう吐などは、通常1~2日で治ります。また、感染しても軽い風邪のような症状で済む場合もあります。しかし、幼児、高齢者、体の 抵抗力が弱っている方等では重症化することもありますので注意が必要です。脱水症状を防ぐために、水分補給を十分に行いましょう。素人判断で「下痢止め」 は使用しないようにしてください。体調が悪い場合は、早めに医師の診察を受けるようにしてください。

<感染予防>
ノ ロウイルスは、口から体内に入って感染するケースがほとんどです。予防の基本は手洗い・うがい。食事の前やトイレの後などには、石けん(できれば液体石け ん)でしっかり手を洗いましょう。また、うがいにも心がけましょう。基本的に新型インフルエンザ対策の手洗い・うがいと同じです。

ノロウイルスに汚染された食品を食べることでも感染することがあります。食品は十分に加熱(食品の中心温度85℃、1分以上加熱)するようにしましょう。下痢等の症状のある人は、調理しないようにしましょう。

<患者の嘔吐物等の処理>
ノ ロウイルスに感染した患者さんや動物の嘔吐物や便を処理する場合は、直接触れないように使い捨てのビニール手袋などを利用しましょう。また、嘔吐物等が周 囲に広がらないように注意する必要があります。ペット用の糞尿取りシートの吸収面を嘔吐物等の方に向け覆いかぶせ、包み込むようにして嘔吐物等を取り除 き、そのままビニール袋に入れてしっかり封をする。その後0.1%次亜塩素酸(ハイタ―等)で、床面等をふき取るようにするとよいかもしれません。また感 染者が直接手で触れるような場所(ドアノブ、水道の蛇口)なども消毒するとよいでしょう。処理の後には、手洗い・うがいをお忘れなく。

なお、詳細は以下の参考資料をご覧ください。

<参考資料>
 1) 広島県福山市保健所ノロウイルス対応間マニュアル
  家庭編
   http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/seikatsueisei/shokuhin/noro-manual-home.pdf

  家庭でできる消毒薬の作り方

  http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/seikatsueisei/shokuhin/noro%20shoudoku.pdf

  施設編 (学校、保育所、社会福祉施設等)
   http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/seikatsueisei/shokuhin/noro-manual-sisetu.pdf

2) 厚生労働省

  ノロウイルスQ&A

   http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html


(文:Air星人)

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