インフルエンザ予防
*インフルエンザかな?症状のある方へ
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/inful_what.html
*新型インフルエンザの予防対策10ヶ条(鹿児島県)
http://www.pref.kagoshima.jp/kenko-fukushi/kenko-iryo/kansen/new/influ10jyou.html
*新型インフルエンザへの対応の変更について(鹿児島県)
http://www.pref.kagoshima.jp/kenko-fukushi/kenko-iryo/kansen/new/butainful1.html
*受診手順 「基礎疾患のない方」
http://www.city.kagoshima.lg.jp/var/rev0/0014/9941/http___www.mhlw.go.jp_kinkyu_...urei_2009_07_dl_h0709-01a.pdf
*受診手順 「基礎疾患(喘息、糖尿病、透析など)のある方」
http://www.city.kagoshima.lg.jp/var/rev0/0014/9942/http___www.mhlw.go.jp_kinkyu_...urei_2009_07_dl_h0709-02a.pdf
*受診手順 「妊婦さん」
http://www.city.kagoshima.lg.jp/var/rev0/0014/9943/http___www.mhlw.go.jp_kinkyu_...urei_2009_07_dl_h0709-03a.pdf
***********************************************
新型インフルエンザ国内発生。その第一報が聞かれた途端、マスクが、品切れ状態。一種のパニックが日本を襲った。挙句の果てに、1パック50枚数百円のマスクが、一万円近くで、インターネットオークションにて取引される始末。
そうこうするうちに、それこそパニック状態であった厚生労働省の対応も、正確な情報収集と評価がなされ次第に落ち着き、さらに加熱し過ぎた報道も幾分冷静さを取り戻し、ようやく平静になりかけようとしていた。
が、ここに来て俄かに新型インフルエンザ発生の報告が増え始めた。再び、新型インフルエンザ感染者情報がメディアに登場し始めた。鹿児島県内の中学校、高 等学校、種々施設、医療機関等での集団感染の報告もちらほらと聞かれる。相撲巡業力士の感染、プロ野球選手の感染、TV画面にはマスク姿の観戦者が目につ く。今日もまた、県内で4件の集団発生が報じられていた。感染が爆発的に拡がろうとしている。そんな中、沖縄では、初の死亡例が報告された。神戸でも国内 2例目の死亡報告、さらに名古屋でも。
夏休み。観光、帰省、クラブ活動の遠征、夏期講習と普段に増して人の動きが活発にそして広範になった。楽 しみを求め、不特定多数の人が出入りする施設への出入り頻度も増したに違いない。それらのことが、感染者が増え始めた一因かもしれない。今回の新型インフ ルエンザ、どうやら感染は気温に影響されないよう、あるいは、暑さゆえの空調、換気の怠りが仇に、その辺りはさだかでない。
2学期が始まると感染がさらに急速に拡がるのではとの見方も出ている。さらに冬に向け、季節性インフルエンザの流行。それに相まっての新型インフルエンザの流行も懸念される。
いったいどうやってインフルエンザ感染を防げばよいのか。玄関先への消毒薬の配置、それだけでは、防ぎようがない。確かに消毒薬(消毒用アルコール等)は インフルエンザウイルスに有効である。しかし、正しく利用されてこそ初めて有効になる。そのためには、まず、子供から大人まで全ての人が感染予防の基礎的 な知識を学び、実行する必要がある。それにより、インフルエンザに限らず、ノロウイルス、ロタウイルスなどの感染とその拡大をも予防することができるよう になる。
<感染成立の3要素>
要素1: 感染源(感染した人や動物、その排泄物や環境・・・・病原体)
要素2: 感染経路
要素3: 感染を受けやすい人(抵抗力の弱い人、高齢者・乳幼児・免疫力等の低下する可能性のあ
る病気にかかっている人等)
全ての要素がそろったときに感染が成立する。
<感染予防対策>
感染症を防ぐには、3要素全てに対しての対策が必要。
対策1: 感染源の排除
病原体(細菌(腸管出血性大腸菌O157、赤痢、コレラなど)、ウイルス(インフルエンザ・風邪、肝炎(A~E)など)、その他(疥癬、白癬など))やそ れらが増殖・拡散するような環境を排除することは言うまでもないが、感染症にかかった人、それ自体が感染源となることを忘れてはいけない。
例え ばインフルエンザにかかった場合、仕事があるから、勉強があるから、etc.と理由に完全に回復しない状態で会社や学校に行ってしまうと、周囲の人に感染 を拡大してしまうことになる。のどの痛みや鼻水、発熱などインフルエンザと疑わしき症状がある場合は、無理して職場や学校などに出かけるのではなく、早め に医療機関を受診するようにする。本人だけでなく、家族や知人の協力も必要。
対策2: 感染経路の遮断
感染源(病原体)を、「持ち込まない」・「拡げない」・「持ち出さない」ことが重要。特に抵抗力の低い乳幼児・高齢者・抵抗力が低下する可能性のある病気にかかっている人等の施設では、感染経路を遮断することが最も効果的。
感染症の主な感染経路としては、空気感染、飛沫感染、接触感染、経口感染、血液感染などが知られている。
空気感染:
水分が蒸発した飛沫(エアロゾル)が飛沫核(直径5μm以下)となって空中に浮遊し、それを吸い
込むことで感染
代表的な疾患:結核、麻疹(はしか)、水痘など
飛沫感染:
会話やくしゃみ・咳などをしたときのしぶき(飛沫:直径5μm以上)を吸入して感染。
飛沫は1メートル以内の距離を飛んで床に落下する。
代表的な疾患:風邪、インフルエンザ、レジオネラなど
接触感染:
皮膚や粘膜に付着した病原体が手指や被服などを介して感染
代表的な疾患:MRSA、疥癬
経口感染:
病原体に汚染された水や食べ物、手指などが口に入ることで感染
代表的な疾患:腸管出血性大腸菌感染症(O157 等)、ノロウイルス、A型肝炎、赤痢、
食中毒など
血液感染:
血液の中の病原体が注射や傷口への接触などにより、体内に入ることで感染
代表的な疾患:B型肝炎、C型肝炎、エイズなど
インフルエンザの感染経路は、主に飛沫感染であり、その他の感染経路として接触感染なども考えられる。
飛沫感染を防ぐために、咳が出る場合などは、マスク(できれば不織布でできたもの)を着用し唾等が周囲に飛び散らないようする必要がある。
また、接触感染を防ぐために、ドアノブ等多数の人が手に触れる可能性のある物を消毒したり、手洗いを励行する等も必要になる。
咳エチケット(厚生労働省)
○ 咳・くしゃみが出たら、他の人にうつさないためにマスクを着用しましょう。
マスクをもっていない場合は、ティッシュなどで口と鼻を押さえ、他の人から顔をそむけて
1m以上離れましょう。
○ 鼻汁・痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨てましょう。
○ 咳をしている人にマスクの着用をお願いしましょう。
※咳エチケット用のマスクは、薬局やコンビニエンスストア等で市販されている
不織布(ふしょくふ)製マスクの使用が推奨されます。
N95マスク等のより密閉性の高いマスクは適していません。
※一方、マスクを着用しているからといって、ウイルスの吸入を完全に予防できるわけでは
ありません。
※マスクの装着は説明書をよく読んで、正しく着用しましょう。
正しいマスクの使い方(MBC放送)
http://www.mbc.co.jp/tv/news_now/inful/index.html
換気もお忘れなく
暑さのあまり、寒さのあまり、あるいは騒音が気になるから等、ついつい窓を閉め切りエアコンのスイッチを入れてしまいます。大勢の人がそのように閉め 切った空間にいると、インフルエンザに感染する可能性が高くなります。可能であれば、こまめに換気することも感染予防に役立ちます。学校等の教室などもこ まめな換気をお勧めします。
さらに、個人の範囲で対応できる感染経路の遮断として、標準予防策(スタンダード・プレコーション)が重要。スタンダード・プレコーションは、自身を感染症から守る方法であると共に感染症を拡げないための基本的な方法。その基本は、手洗い、うがい、消毒。それゆえ、新型インフルエンザの予防に関して、TV等を通じて繰り返し、手洗い、うがいが、予防法として紹介される。
手洗い、うがいはいざ実行しようとしても、なかなか効果的な実行が不可能。普段からの習慣付けるように心がけるとともに、消毒薬知識などと合わせた指導(教育)が求められる。
*手洗いの方法*
感染症が流行っている場合の手洗いは、通常の石鹸と流水による手洗いに加え、手洗い後に消毒薬(消毒用エタノールなど)を利用する衛生的手洗いを実行する。
参考:厚生労働省、高齢者介護施設における感染対策マニュアル
http://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/osirase/tp0628-1/dl/0.pdf
(手洗い以外にも色々な参考になると思います)
○ 手洗いのタイミング
・帰宅時
・食事の前
・トイレの使用後 (おむつの交換後)
・咳やくしゃみの後
・汚れたものを触った後、など
*うがいの方法
通常は水道水による「うがい」で十分だが、必要に応じて消毒薬を用いる。
1.うがい液(又は水道水)を口に含む。唇を閉じ、ほっぺたの筋肉を動かし、
「クチュクチュ」と口の中を洗う。
2.上を向いて、「オオオ…」と声を出し喉(のど)を洗う。
3.冷たいうがい液(又は水道水)が、口の中で温かく感じられてきたら吐き出す。
4.(1)~(3)を数回繰り返す。
インフルエンザの流行期間中は、殺菌力の強いヨウ素系うがい薬を利用するとより効果的と考えられる。身近で感染が流行している時等、比較的短期間に限り使用する。
なお、ヨウ素系うがい薬には、独特な味や刺激がある。また、ヨウ素アレルギーの場合は使用しない。
○うがいのタイミング
・帰宅した時
・人混みから出た後
・喉(のど)が乾燥した時
・喉(のど)の調子が悪い時
・空気が乾燥している時
・静養している人がいる部屋に入る時
など。
*消毒薬
病原体の種類によって消毒薬の効力が変わってくる。それぞれの病原体に最も有効な消毒薬を使用する必要がある。
インフルエンザウイルスには、消毒用アルコール(消毒用エタノール、70vol%イソプロパノール)が有効であるが、ノロウイルスに対して効果は弱い。
○インフルエンザ流行時の消毒の対象と使用する消毒薬
機 材:
80℃、10 分間の熱水消毒
0.05~0.5% (500~5,000ppm) 次亜塩素酸ナトリウムで清拭又は30分間浸漬
2~3.5%グルタラールに30 分間浸漬
0.55%フタラールに30 分間浸漬
0.3%過酢酸に10 分間浸漬
70%イソプロパノール又は消毒用アルコールで清拭・浸漬
環 境:
0.05~0.5% (500~5,000ppm) 次亜塩素酸ナトリウムで清拭
70%イソプロパノール又は消毒用アルコールで清拭
手指消毒:
速乾性擦式消毒用アルコール製剤または70%イソプロパノール又は消毒用アルコール
消毒薬の種類や使用方法については、お近くの薬局などの薬剤師にお尋ねください。
参考:吉田製薬、消毒薬テキスト
http://www.yoshida-pharm.com/text/
対策3: 人間の抵抗力の向上
感染が成立するには、体に侵入してきた病原体の量・毒性の強さ、その病原体に対する抵抗力(免疫)が関係してくる。
栄養状態を良好に保ち、疲れた場合は適度に休養をとる等し、普段から体調管理に心がけることは言うまでもない。それに加え、必要な予防接種などを受ける等も必要になる。
今回の新型インフルエンザに対するワクチンも生産されているようだが、残念ながらその供給量は十分ではなさそうである。抵抗力の弱い人、感染による重症化のリスクの高い人などに優先的に使用されることになるのではないだろうか。
感染症防止の基本は、感染源(病原体)を、「持ち込まない」・「拡げない」・「持ち出さない」こと。
体調管理、手洗い、うがい、適切な消毒薬やマスク等の使用、咳エチケット、換気等、個人でできることには、積極的に取り組みましょう!!
<参考>
鹿児島県:
*新型インフルエンザの予防対策10ヶ条(鹿児島県)
http://www.pref.kagoshima.jp/kenko-fukushi/kenko-iryo/kansen/new/influ10jyou.html
*新型インフルエンザへの対応の変更について(鹿児島県)
http://www.pref.kagoshima.jp/kenko-fukushi/kenko-iryo/kansen/new/butainful1.html
厚生労働省:
*インフルエンザかな?症状のある方へ
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/inful_what.html
インフルエンザの基礎知識
http://www.mhlw.go.jp/bunya/iyakuhin/file/dl/File01.pdf
新型インフルエンザから身を守る 知っておきたい感染予防策
http://www.youtube.com/watch?v=WNQ7Y9d4D4k&feature=channel
事業所・職場における新型インフルエンザ対策ガイドライン
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/pdf/09-11.pdf
新型インフルエンザに関するQ&A
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/info_qa.html
都道府県における新型インフルエンザ窓口
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/090430-02.html
(Air星人) 只今、書きかけです。
*インフルエンザかな?症状のある方へ
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/inful_what.html
*新型インフルエンザの予防対策10ヶ条(鹿児島県)
http://www.pref.kagoshima.jp/kenko-fukushi/kenko-iryo/kansen/new/influ10jyou.html
*新型インフルエンザへの対応の変更について(鹿児島県)
http://www.pref.kagoshima.jp/kenko-fukushi/kenko-iryo/kansen/new/butainful1.html
*受診手順 「基礎疾患のない方」
http://www.city.kagoshima.lg.jp/var/rev0/0014/9941/http___www.mhlw.go.jp_kinkyu_...urei_2009_07_dl_h0709-01a.pdf
*受診手順 「基礎疾患(喘息、糖尿病、透析など)のある方」
http://www.city.kagoshima.lg.jp/var/rev0/0014/9942/http___www.mhlw.go.jp_kinkyu_...urei_2009_07_dl_h0709-02a.pdf
*受診手順 「妊婦さん」
http://www.city.kagoshima.lg.jp/var/rev0/0014/9943/http___www.mhlw.go.jp_kinkyu_...urei_2009_07_dl_h0709-03a.pdf
***********************************************
新型インフルエンザ国内発生。その第一報が聞かれた途端、マスクが、品切れ状態。一種のパニックが日本を襲った。挙句の果てに、1パック50枚数百円のマスクが、一万円近くで、インターネットオークションにて取引される始末。
そうこうするうちに、それこそパニック状態であった厚生労働省の対応も、正確な情報収集と評価がなされ次第に落ち着き、さらに加熱し過ぎた報道も幾分冷静さを取り戻し、ようやく平静になりかけようとしていた。
が、ここに来て俄かに新型インフルエンザ発生の報告が増え始めた。再び、新型インフルエンザ感染者情報がメディアに登場し始めた。鹿児島県内の中学校、高 等学校、種々施設、医療機関等での集団感染の報告もちらほらと聞かれる。相撲巡業力士の感染、プロ野球選手の感染、TV画面にはマスク姿の観戦者が目につ く。今日もまた、県内で4件の集団発生が報じられていた。感染が爆発的に拡がろうとしている。そんな中、沖縄では、初の死亡例が報告された。神戸でも国内 2例目の死亡報告、さらに名古屋でも。
夏休み。観光、帰省、クラブ活動の遠征、夏期講習と普段に増して人の動きが活発にそして広範になった。楽 しみを求め、不特定多数の人が出入りする施設への出入り頻度も増したに違いない。それらのことが、感染者が増え始めた一因かもしれない。今回の新型インフ ルエンザ、どうやら感染は気温に影響されないよう、あるいは、暑さゆえの空調、換気の怠りが仇に、その辺りはさだかでない。
2学期が始まると感染がさらに急速に拡がるのではとの見方も出ている。さらに冬に向け、季節性インフルエンザの流行。それに相まっての新型インフルエンザの流行も懸念される。
いったいどうやってインフルエンザ感染を防げばよいのか。玄関先への消毒薬の配置、それだけでは、防ぎようがない。確かに消毒薬(消毒用アルコール等)は インフルエンザウイルスに有効である。しかし、正しく利用されてこそ初めて有効になる。そのためには、まず、子供から大人まで全ての人が感染予防の基礎的 な知識を学び、実行する必要がある。それにより、インフルエンザに限らず、ノロウイルス、ロタウイルスなどの感染とその拡大をも予防することができるよう になる。
<感染成立の3要素>
要素1: 感染源(感染した人や動物、その排泄物や環境・・・・病原体)
要素2: 感染経路
要素3: 感染を受けやすい人(抵抗力の弱い人、高齢者・乳幼児・免疫力等の低下する可能性のあ
る病気にかかっている人等)
全ての要素がそろったときに感染が成立する。
<感染予防対策>
感染症を防ぐには、3要素全てに対しての対策が必要。
対策1: 感染源の排除
病原体(細菌(腸管出血性大腸菌O157、赤痢、コレラなど)、ウイルス(インフルエンザ・風邪、肝炎(A~E)など)、その他(疥癬、白癬など))やそ れらが増殖・拡散するような環境を排除することは言うまでもないが、感染症にかかった人、それ自体が感染源となることを忘れてはいけない。
例え ばインフルエンザにかかった場合、仕事があるから、勉強があるから、etc.と理由に完全に回復しない状態で会社や学校に行ってしまうと、周囲の人に感染 を拡大してしまうことになる。のどの痛みや鼻水、発熱などインフルエンザと疑わしき症状がある場合は、無理して職場や学校などに出かけるのではなく、早め に医療機関を受診するようにする。本人だけでなく、家族や知人の協力も必要。
対策2: 感染経路の遮断
感染源(病原体)を、「持ち込まない」・「拡げない」・「持ち出さない」ことが重要。特に抵抗力の低い乳幼児・高齢者・抵抗力が低下する可能性のある病気にかかっている人等の施設では、感染経路を遮断することが最も効果的。
感染症の主な感染経路としては、空気感染、飛沫感染、接触感染、経口感染、血液感染などが知られている。
空気感染:
水分が蒸発した飛沫(エアロゾル)が飛沫核(直径5μm以下)となって空中に浮遊し、それを吸い
込むことで感染
代表的な疾患:結核、麻疹(はしか)、水痘など
飛沫感染:
会話やくしゃみ・咳などをしたときのしぶき(飛沫:直径5μm以上)を吸入して感染。
飛沫は1メートル以内の距離を飛んで床に落下する。
代表的な疾患:風邪、インフルエンザ、レジオネラなど
接触感染:
皮膚や粘膜に付着した病原体が手指や被服などを介して感染
代表的な疾患:MRSA、疥癬
経口感染:
病原体に汚染された水や食べ物、手指などが口に入ることで感染
代表的な疾患:腸管出血性大腸菌感染症(O157 等)、ノロウイルス、A型肝炎、赤痢、
食中毒など
血液感染:
血液の中の病原体が注射や傷口への接触などにより、体内に入ることで感染
代表的な疾患:B型肝炎、C型肝炎、エイズなど
インフルエンザの感染経路は、主に飛沫感染であり、その他の感染経路として接触感染なども考えられる。
飛沫感染を防ぐために、咳が出る場合などは、マスク(できれば不織布でできたもの)を着用し唾等が周囲に飛び散らないようする必要がある。
また、接触感染を防ぐために、ドアノブ等多数の人が手に触れる可能性のある物を消毒したり、手洗いを励行する等も必要になる。
咳エチケット(厚生労働省)
○ 咳・くしゃみが出たら、他の人にうつさないためにマスクを着用しましょう。
マスクをもっていない場合は、ティッシュなどで口と鼻を押さえ、他の人から顔をそむけて
1m以上離れましょう。
○ 鼻汁・痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨てましょう。
○ 咳をしている人にマスクの着用をお願いしましょう。
※咳エチケット用のマスクは、薬局やコンビニエンスストア等で市販されている
不織布(ふしょくふ)製マスクの使用が推奨されます。
N95マスク等のより密閉性の高いマスクは適していません。
※一方、マスクを着用しているからといって、ウイルスの吸入を完全に予防できるわけでは
ありません。
※マスクの装着は説明書をよく読んで、正しく着用しましょう。
正しいマスクの使い方(MBC放送)
http://www.mbc.co.jp/tv/news_now/inful/index.html
換気もお忘れなく
暑さのあまり、寒さのあまり、あるいは騒音が気になるから等、ついつい窓を閉め切りエアコンのスイッチを入れてしまいます。大勢の人がそのように閉め 切った空間にいると、インフルエンザに感染する可能性が高くなります。可能であれば、こまめに換気することも感染予防に役立ちます。学校等の教室などもこ まめな換気をお勧めします。
さらに、個人の範囲で対応できる感染経路の遮断として、標準予防策(スタンダード・プレコーション)が重要。スタンダード・プレコーションは、自身を感染症から守る方法であると共に感染症を拡げないための基本的な方法。その基本は、手洗い、うがい、消毒。それゆえ、新型インフルエンザの予防に関して、TV等を通じて繰り返し、手洗い、うがいが、予防法として紹介される。
手洗い、うがいはいざ実行しようとしても、なかなか効果的な実行が不可能。普段からの習慣付けるように心がけるとともに、消毒薬知識などと合わせた指導(教育)が求められる。
*手洗いの方法*
感染症が流行っている場合の手洗いは、通常の石鹸と流水による手洗いに加え、手洗い後に消毒薬(消毒用エタノールなど)を利用する衛生的手洗いを実行する。
参考:厚生労働省、高齢者介護施設における感染対策マニュアル
http://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/osirase/tp0628-1/dl/0.pdf
(手洗い以外にも色々な参考になると思います)
○ 手洗いのタイミング
・帰宅時
・食事の前
・トイレの使用後 (おむつの交換後)
・咳やくしゃみの後
・汚れたものを触った後、など
*うがいの方法
通常は水道水による「うがい」で十分だが、必要に応じて消毒薬を用いる。
1.うがい液(又は水道水)を口に含む。唇を閉じ、ほっぺたの筋肉を動かし、
「クチュクチュ」と口の中を洗う。
2.上を向いて、「オオオ…」と声を出し喉(のど)を洗う。
3.冷たいうがい液(又は水道水)が、口の中で温かく感じられてきたら吐き出す。
4.(1)~(3)を数回繰り返す。
インフルエンザの流行期間中は、殺菌力の強いヨウ素系うがい薬を利用するとより効果的と考えられる。身近で感染が流行している時等、比較的短期間に限り使用する。
なお、ヨウ素系うがい薬には、独特な味や刺激がある。また、ヨウ素アレルギーの場合は使用しない。
○うがいのタイミング
・帰宅した時
・人混みから出た後
・喉(のど)が乾燥した時
・喉(のど)の調子が悪い時
・空気が乾燥している時
・静養している人がいる部屋に入る時
など。
*消毒薬
病原体の種類によって消毒薬の効力が変わってくる。それぞれの病原体に最も有効な消毒薬を使用する必要がある。
インフルエンザウイルスには、消毒用アルコール(消毒用エタノール、70vol%イソプロパノール)が有効であるが、ノロウイルスに対して効果は弱い。
○インフルエンザ流行時の消毒の対象と使用する消毒薬
機 材:
80℃、10 分間の熱水消毒
0.05~0.5% (500~5,000ppm) 次亜塩素酸ナトリウムで清拭又は30分間浸漬
2~3.5%グルタラールに30 分間浸漬
0.55%フタラールに30 分間浸漬
0.3%過酢酸に10 分間浸漬
70%イソプロパノール又は消毒用アルコールで清拭・浸漬
環 境:
0.05~0.5% (500~5,000ppm) 次亜塩素酸ナトリウムで清拭
70%イソプロパノール又は消毒用アルコールで清拭
手指消毒:
速乾性擦式消毒用アルコール製剤または70%イソプロパノール又は消毒用アルコール
消毒薬の種類や使用方法については、お近くの薬局などの薬剤師にお尋ねください。
参考:吉田製薬、消毒薬テキスト
http://www.yoshida-pharm.com/text/
対策3: 人間の抵抗力の向上
感染が成立するには、体に侵入してきた病原体の量・毒性の強さ、その病原体に対する抵抗力(免疫)が関係してくる。
栄養状態を良好に保ち、疲れた場合は適度に休養をとる等し、普段から体調管理に心がけることは言うまでもない。それに加え、必要な予防接種などを受ける等も必要になる。
今回の新型インフルエンザに対するワクチンも生産されているようだが、残念ながらその供給量は十分ではなさそうである。抵抗力の弱い人、感染による重症化のリスクの高い人などに優先的に使用されることになるのではないだろうか。
感染症防止の基本は、感染源(病原体)を、「持ち込まない」・「拡げない」・「持ち出さない」こと。
体調管理、手洗い、うがい、適切な消毒薬やマスク等の使用、咳エチケット、換気等、個人でできることには、積極的に取り組みましょう!!
<参考>
鹿児島県:
*新型インフルエンザの予防対策10ヶ条(鹿児島県)
http://www.pref.kagoshima.jp/kenko-fukushi/kenko-iryo/kansen/new/influ10jyou.html
*新型インフルエンザへの対応の変更について(鹿児島県)
http://www.pref.kagoshima.jp/kenko-fukushi/kenko-iryo/kansen/new/butainful1.html
厚生労働省:
*インフルエンザかな?症状のある方へ
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/inful_what.html
インフルエンザの基礎知識
http://www.mhlw.go.jp/bunya/iyakuhin/file/dl/File01.pdf
新型インフルエンザから身を守る 知っておきたい感染予防策
http://www.youtube.com/watch?v=WNQ7Y9d4D4k&feature=channel
事業所・職場における新型インフルエンザ対策ガイドライン
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/pdf/09-11.pdf
新型インフルエンザに関するQ&A
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/info_qa.html
都道府県における新型インフルエンザ窓口
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/090430-02.html
(Air星人) 只今、書きかけです。
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