2014年10月23日木曜日

2014-6-17 10:13 只今、満開中 Dog's bane (@_@)



鹿児島県薬剤師会会館の前には、小さな花壇があります。

そこで、数種類の植物を育てています。

現在、満開となっているのは、ポルトジンユ(Plectranthus ornatus)。

アフリカ原産の独特な香りがする植物です。

英語では、 Dog's bane。

犬が嫌うので、その名がついています。

さて、その香り、好きか、嫌いか。

きっと、多くの方が、しかめっ面になること間違いなし。

水やりするだけでも、辺り一面に、その香りが充満します。

ところで、現在、小さな花壇の中で、半坪ほど占拠している状態ですが、実は、2、3枚の葉から育てたものなのです。

数年前、「この植物は何ですか」と、葉を持って、ある方が、薬剤師会を訪ねていらっしゃいました。

その独特の臭いから、シソ科では?と思ったのですが、全く何か分かりませんでした。

「調べて、後ほど連絡します。」と言って、葉を預かりました。

それから、しばらくの間、濡れティッシュの上に葉を放置していたら根が出てきました。

よし、これならいける、そう思い、植木鉢に移植。

そして、花が咲くまで待ちました。

かかった時間は、2-3年。

花が咲けば、色々と調べることができます。

種子島の薬用植物園、熊本大学の薬用植物園の先生方に相談しながらポルトジンユであることを確認しました。

さて、名前が分かったので、早速(?)、問い合わせ来られた方に連絡したところ、すっかり、忘れていらっしゃった様で、大変、びっくりされていらっしゃいました。

それは、そうですよね。

「後ほど」が、2年も、3年も経ってしまっていたのですから・・・

それにしても、生命力の強い植物です。

あと2-3年もすれば、小さな花壇は、ポルトジンユに占拠されてしまいそうです。


********************
1)種子島の薬用植物園:  独立行政法人 医薬基盤研究所 薬用植物資源研究センター種子島研究部 
http://wwwts9.nibio.go.jp/tanegashima.html

2)熊本大学の薬用植物園:薬用資源エコフロンティアセンター
http://www.pharm.kumamoto-u.ac.jp/flower/
http://www.pharm.kumamoto-u.ac.jp/yakusoen/garden.html

2014-6-3 13:52 一般用医薬品(OTC医薬品)等の販売方法が変わります



2014年6月12日から改正薬事法が施行され、一般用医薬品(OTC医薬品)等の販売方法が変更になります。

今回の改正により、新たに「要指導医薬品」の区分が設けられました。

これにより、医薬品のリスクの程度により、「要指導医薬品」、「第一類医薬品」、「指定第二類医薬品」、「第二類医薬品」、「第三類医薬品」に区分されることになります。

「要指導医薬品」の購入に際しては、薬局や薬店の店頭での薬剤師の対面による確認や情報提供が必要になります。

「第一類医薬品」、「指定第二類医薬品」「第二類医薬品」、「第三類医薬品」に関しては、薬局、薬店などにおける店頭販売に加えて、通信販売でも購入することができます。

ただし、「第一類医薬品」の購入の際には、いずれの場合においても、薬剤師による確認や情報提供などが必要になります。

「指定第二類医薬品」「第二類医薬品」、「第三類医薬品」の購入に関しては、薬剤師または登録販売者が対応します。


詳細は、次の厚生労働省の関連情報Webサイトをご覧くさださい。
http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201405/1.html


また、医薬品による副作用による被害を受けられた方を救済する公的な制度が設けられています。
問い合わせ先は、独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 電話0120-149-931(フリーダイアル)になります。なお、ホームページアドレスは次のとおりです。
http://www.pmda.go.jp/kenkouhigai_camp/index.html

2014-3-20 11:39 "逃げられると思わないことだ” ゴルゴ13見参



薬物乱用防止、厚生労働省の啓発ポスターやリーフレットに・・・ゴルゴ13が登場

"逃げられると思わないことだ”

就職、進学のシーズン

春の陽気に誘われて、つい、気も緩みがち

そんな時こそ、一層気を引き締めて

繁華街などでの甘い勧誘に乗らないように

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*薬物乱用防止に関する情報(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/

*ゴルゴ13の薬物乱用防止啓発ポスター
http://www.mhlw.go.jp/bunya/iyakuhin/yakubuturanyou/dl/130319_01.pdf

*ゴルゴ13の薬物乱用防止啓発リーフレット
http://www.mhlw.go.jp/bunya/iyakuhin/yakubuturanyou/dl/130319_02.pdf

http://www.mhlw.go.jp/bunya/iyakuhin/yakubuturanyou/dl/130319_03.pdf


*ご家族の薬物問題でお困りの方へ(家族読本)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/iyakuhin/yakubuturanyou/other/kazoku_doikuhon.html

2014-3-11 10:44 疾病関連情報・・・鹿児島県のホームページ散策

皆さん、こんにちは (*^_^*)

ずいぶん日差しも春らしくなり、ついつい散歩に出かけてみたくなります。

散歩に出かけると、道端のあちらこちらに春を見つけることができます。

小さな春を見つけると、それだけで、なんだか嬉しくなります。




さて、皆さんは、鹿児島県のホームページをご覧になられたことはありますか?

生活に必要な情報が色々と掲載されているのですが、なかなか隅々までご覧になられたことはないと思います。

実際、そういう私も例外ではありません。

ところで、県民の健康に関してどのような情報が掲載されているか、久々に鹿児島県のホームページを覗いてみました。

そこで見つけた情報を一部ご紹介します(リンクを貼っておきました)。

参考にしていただければと思います。

特定健康診査・特定保健指導をご存じですか?
http://www.pref.kagoshima.jp/ae06/kenko-fukushi/kenko-iryo/seikatusyukan/tokutei/tokuteikensin.html

高血圧を予防しましょう!
http://www.pref.kagoshima.jp/ae06/kenko-fukushi/kenko-iryo/seikatusyukan/seikatushuukanbyou/kouketuatu-yobou.html

メタボ(内臓脂肪症候群)を予防しましょう!
http://www.pref.kagoshima.jp/ae06/kenko-fukushi/kenko-iryo/seikatusyukan/seikatushuukanbyou/metabo-yobou.html

糖尿病を予防しましょう!
http://www.pref.kagoshima.jp/ae06/kenko-fukushi/kenko-iryo/seikatusyukan/seikatushuukanbyou/tounyobyo-syukan.html

CKD(慢性腎臓病)について
https://www.pref.kagoshima.jp/ae06/ckd.html

脳卒中を予防しましょう!
http://www.pref.kagoshima.jp/ae06/kenko-fukushi/kenko-iryo/seikatusyukan/nousotchuu/nousochu-yopbou.html

ロコモ(運動器症候群)を予防しましょう!
http://www.pref.kagoshima.jp/ae06/kenko-fukushi/kenko-iryo/seikatusyukan/seikatushuukanbyou/locomo-yobou.html

COPD(慢性閉塞性肺疾患)を予防しましょう!
http://www.pref.kagoshima.jp/ae06/kenko-fukushi/kenko-iryo/seikatusyukan/seikatushuukanbyou/copd-yobou.html

脳脊髄液減少症について
https://www.pref.kagoshima.jp/ae06/kenko-fukushi/kenko-iryo/nanbyo/nousekizuieki.html

結構、色々な情報が掲載されています。

是非、折に触れ鹿児島県のホームページを散歩されてみてはいかがでしょう。

(写真と文: Air星人)

2013-9-30 21:41 薬は正しく使いましょう! 「薬と健康の週間」2013/10/17-10/23


「薬と健康の週間」

2013年10月17日(木)から10月23日(水)までの1週間

「薬と健康の週間」は、医薬品を正しく使用することの大切さ、そのために薬剤師が果たす役割の大切さを一人でも多くの方に知ってもらうための週間です。

主催:厚生労働省、都道府県、日本薬剤師会及び都道府県薬剤師会
後援:文部科学省、独立行政法人 医薬品医療機器総合機構、日本製薬団体連合会、全日本医薬品登録販売者協会、全国配置薬協会、全国医薬品小売商業組合連合会、麻薬・覚せい剤乱用防止センター

ヾ(@⌒ー⌒@)ノ ヾ(@⌒ー⌒@)ノ

「おくすりe情報」
薬に関する話題や役に立つ情報を掲載されています。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/iyakuhin/okusuri/info/index.html

ヾ(@⌒ー⌒@)ノ ヾ(@⌒ー⌒@)ノ

「知っておきたい薬の知識」
(厚生労働省・日本薬剤師会)
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/d_health/dl/2013_panf.pdf

ヾ(@⌒ー⌒@)ノヾ(@⌒ー⌒@)ノ

「各都道府県で行われる啓発イベント 」
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/d_health/dl/event.pdf

(注) 各都道府県内で行われる「薬と健康の週間」に関する主なイベントが掲載されてます。なお、事前に申込みが必要な場合がありますので、詳細については、各都道府県もしくは各都道府県薬剤師会などにお尋ね下さい。

2013-7-9 10:38 第27回 薬草の集い(2013年8月4日)開催のお知らせ

草木染め(生アイ、クチナシ、アカネ)

鹿児島県薬剤師会では、県民の皆様が薬草(植物)に親しんで頂くため年3回4月(スプリング)、8月(サマー)、10月(オータム)に「薬草の集い」を開催しています。

8月4日に開催する「薬草の集い」(サマー)は、夏休みの小中学生の皆様の宿題のお手伝いをほんの少しだけさせて頂きます。

具体的には、植物採取・標本づくり教室・名付け会、草木染め教室を実施します。毎年、大勢の小中学校生、それから大人の方々にも楽しんでいただいています。

また、薬草にまつわる講習会も同時に実施いたしますので、薬草に興味のある方にも十分楽しんでいただけます。

興味を持たれた方は、是非、参加をご検討下さい。

参加に関するお問い合わせは、下記までお願い致します。


なお、当日は、高温が予想されます。くれぐれも熱中症にならないよう、服装、飲み物等に十分ご留意いただき参加していただければと思います。
また、会場付近は飲食店がございませんので、お弁当をお忘れなく



*******


第27回 薬草の集い
 と き:平成25年8月4日(日)
 ところ:自然薬草の森(県民の森内・霧島市溝辺丹生附)
  午前10時現地集合 
  鹿児島中央駅より無料送迎バスあり・要予約


問合せ先:鹿児島県薬剤師会 TEL 099-257-8288

2013-9-30 17:43 秋の空気をおもいっきりすってみませんか (*^_^*) 第28回 薬草の集い(薬草の集いオータム)のお知らせ

秋の空気をおもいっきりすってみませんか (*^_^*)

                          写真 Air星人 

どなたでもご参加いただけます。(*^_^*)

【薬草の集いオータムのご案内】

・開催日時:平成25年10月20日(日)10時~14時30分
・場  所:自然薬草の森(溝辺町 県民の森内)
・日  程:
 午前10時~正午 薬草教室「季節と薬草」
 正午  ~午後1時 昼食
 午後1時~2時半 園内案内
・参加費:無料
・注意事項:
 近くに商店等がありませんので、昼食・飲物等、及び天気によっては雨具等を準備してください。
 服装について~野外散策のできる服装(できれば白系統を~蜂対策のため)
 詳細については鹿児島県薬剤師会へお問い合わせください。
 
★無料バスのご案内  
・集合日時:平成25年10月20日(日)午前8時30分集合
      (時間を間違えないよう注意して下さい)
・集合場所:
 鹿児島中央駅 西口
 鹿児島中央駅発 8:50 → 薬草の森着   9:50
 薬草の森発    15:00 → 鹿児島中央駅着 16:00

☆申込方法:
 10月10日(木)迄に薬剤師会事務局へ電話(099-257-8288)で申し込む。
(無料バスは先着50名、定員になり次第募集期間中でも締切ります)

お問い合せ:
 鹿児島県薬剤師会 鹿児島市与次郎2-8-15 TEL 257-8288

2013-3-29 11:06 動物由来感染症に気を付けましょう



動物由来感染症に気を付けましょう

 マダニに噛まれたことで、重症熱性血小板減少症候群が発症し、尊い命が失われた報道が最近ありました。国内で既に数例発症しており、野山を散策したり、雑木林や草地を掃除したりする際の服装など、防御対応を考える必要があります。
 さて、ダニや昆虫にかぎらず、動物からの感染症もあります。動物と人間とで同様に発症するようなもの、動物では症状がなくても感染した人間では重症になるものなどがあり、動物などに接する際には感染しないように注意する必要があります。
 最近は、家の中で飼育されるペットも増え、さらには、それらの接し方がより密になってきています。口移しで食べ物を与えたりすることなどは、動物由来感染症の危険性を高める可能性があります。
 感染症の危険性を防ぐには、動物との接触などに一定の線引きをしておくこと、人間の健康だけではなく、同居している動物の健康管理にも十二分に注意を払うことが必要になってきます。

 厚生労働省から「動物由来感染症(ズーノーシス) ハンドブック2013」~動物由来感染症に感染しないための、きみとボクの大事な話~が、発行され次のホームページを通じて配布されています。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou18/

 動物由来感染症について、そして感染しないための注意事項などが分かりやすく書かれていますので、とても参考になります。


*マダニによる重症熱性血小板減少症候群については、厚生労働省の次のページが参考になります。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002u1pm.html

(文:Air星人)

2013-3-28 13:27 さあ、野山で薬草とふれあいましょう 春の観察会など2種ご紹介

『薬草の集いスプリング』
鹿児島県薬剤師会主催

開催日時:平成25年4月29日(月・祝)10時~14時30分
場  所:自然薬草の森(溝辺町 県民の森内)
http://www.pref.kagoshima.jp/suisui/55-mizobe/009/
日  程:午前10時~正午   薬草教室「季節と薬草(春編)」 
     正午~午後1時   昼食
     午後1時~2時半  園内案内
参加費:無料
注意事項:昼食・飲物等及び天気によっては雨具等を準備のこと(近くに商店等がありません)。野外活動のしやすい服装で(長袖、帽子を着用)

★無料バスのご案内 (無料バスをご利用の場合は、事前申込み予約が必要です)
集合日時:4月29日(月・祝)午前8時30分
集合場所:鹿児島中央駅 西口
     鹿児島中央駅発  9:00 → 薬草の森着 9:50
     薬草の森発   15:00 → 鹿児島中央駅着 16:00
☆申込方法:4月19日(金)迄に薬剤師会事務局に電話(099-257-8288)にて、申し込んで下さい。(定員になり次第締切ります)

<鹿児島県 自然薬草の森>

開園時間:午前8時30分~午後5時
休園日:水曜日(国民の休日の時は翌日), 12月28日~1月3日
入園料:無料
問い合わせ先:県民の森緑化センター
(霧島市溝辺町丹生附  Tel:0995-59-2374 )


春のニシキギの様子(自然薬草の森にて by Air星人)



『第12回薬用植物を知ろう in 熊本』

~薬用植物の栽培と健康~

熊本大学薬学部エコファーマ関連事業

開催日時:2013年5月18日(土)、19日(日)

* 5月18日(土) 熊本大学薬草園の見学とシンポジウム

場所: 熊本大学薬学部(〒862-0973 熊本市中央区大江本町5-1)
http://www.pharm.kumamoto-u.ac.jp/access/index.html
10時から12時  薬用植物園観察会(熊本大学薬学部 薬草園)
13時から16時  講演会(熊本大学薬学部 多目的ホール)
「数種の薬用植物の試験栽培と利用法(について)」 薬用植物栽培研究会 草野源次郎氏
「ハトムギの品種改良と日本での栽培生産状況」(独)九州沖縄農業研究センター 手塚 隆久氏

* 5月19日(日)観察会 ~阿蘇の薬用植物を訪ねて~

場所:阿蘇市「阿蘇いこいの村」(リゾートホテル)周辺。
http://www.aso-ikoi.jp/access/index.html
コースは、約4km 余です。健康ウオーキングにぴったりです。日頃運動不足の薬剤師の方々、大いにご参加下さい。
8時30分集合から15時30分解散

参加費:18日500円、 19日1000円

(薬剤師の方で研修シールが必要な方のみ: 薬剤師研修シール手数料:1点に付き500円 (18日 3点、 19日 3点))


参加申し込み

連絡先:〒862-0973 熊本市中央区大江本町5-1
熊本大学薬学部薬用資源エコフォロンティアセンター 矢原正治
http://www.pharm.kumamoto-u.ac.jp/yakusoen/garden.html
電話/Fax 096-371-4381 E-mail: yaharas1@gpo.kumamoto-u.ac.jp (1 はイチです)
1)氏名、2)住所、3)電話番号、4)メールアドレス(ある人)、5)参加日、6)薬剤師の方で研修シールが必要な場合はその旨をお知らせ下さい。

予約は、メール(5/17必着)又は往復ハガキ(5/13必着)でお願いします。


(薬用植物を知ろうin熊本阿蘇 阿蘇での観察会の様子 by Air星人)

2013-3-8 9:56 鹿児島県薬剤師会県民公開講座~賢い患者になりましょう~上手に薬に向き合うために~ のお知らせ

鹿児島県薬剤師会県民公開講座
「賢い患者になりましょう」
~上手に薬に向き合うために~


ポスター:
http://www.kayaku.jp/uploads/130407poster.pdf

日時:
平成25年4月7日(日)午後1時から3時 
(受付開始12時30分)

場所:
宝山ホール(鹿児島県文化センター)
鹿児島市山下町5-3

講師:
山口 育子 氏
NPO法人ささえあい医療人権センターCOML
理事長

COML
http://www.coml.gr.jp/

*******

※ お花の苗プレゼント(先着200名様)

※ 託児ルームあります
ご利用希望の方は4月1日(月)までに鹿児島県薬剤師会事務局(電話:099-257-8288)までお申し込みください。

2013-1-31 14:19 受験生などは要チェック! インフルエンザの流行や学校欠席者の情報が分かるサイト

全国あるいはお住まいの地区の学級閉鎖やインフルエンザの流行状況などの最新情報を提供するシステムを国立感染症研究所 感染症情報センターが公開しています。

パソコン、スマートフォン、iPhoneなどで利用できます。
詳細は次の国立感染症研究所 感染症情報センターのホームページを参照してください。

http://www.syndromic-surveillance.net/public/index.html

インフルエンザ推定患者数(薬局サーベイランス)は、全国の協力薬局が、抗インフルエンザ薬が記載された処方せんの状況を毎日登録しています。また、学校欠席情報は全国の協力学校の養護教諭などがそれぞれの学校の欠席者の状況を毎日登録しています。

インフルエンザ予防などにお役立てください。

以下に掲載情報の一部を紹介します。図の見方や詳しい説明などについては、上記ホームページを参照してください。

15歳以下のインフルエンザの状況 (16歳-64歳、65歳以上の様子もホームページに掲載されています)(2013/1/30の様子)



各都道府県をクリックすると以下のように都道府県内の地域ごとの状況が分かります。(2013/1/30の様子)


学校欠席者マップ インフルエンザ (2013/1/31の様子)


(文:Air星人)

2012-12-27 9:47 健康食品などを上手に利用するために・・・健康食品の効果などに関するデータベース

TVをつけると、それこそ数多くの健康食品などのCMが目に飛び込んできます。

効果については直接謳っていませんが、映像や説明には、それぞれの健康食品の効果を暗示するような工夫がみられます。

何度となくそれらを見聞きしていると、そのうち使ってみようかしらとの思いが芽生えます。

そんなところに、「初回お試し、特別サービス」、「今から30分以内にお電話頂いた方には、更に○○をサービス」などの言葉が耳から飛び込んできたりすると・・・

ついつい、購入してしまうといったこともあるかもしれません。

しかし、ちょっと立ち止まって考えてみてください。

本当にそれらが必要か。

費用は満足できるものか。

などなど。

確かに、健康食品やサプリメントの中には食生活や体調などを考えた場合に、上手に利用することでそれらの改善を図ることができるものもあります。

それを判断するためにも、CMなどの謳い文句につられて安易に購入するのではなく、効果などについて正しい情報を元に自分なりに判断することが大切になります。

今回は、健康商品などの効果など関するデータベースを紹介します。

健康食品の購入前に是非参考にしていただければと思います。

*******************
<まずは、食事の見直し>
食事バランスガイド(農林水産省)
http://www.maff.go.jp/j/balance_guide/

食事バランスガイド(鹿児島県版) (鹿児島県)
さつますもじ、油そうめん、黒豚のベーコン、にがうりのおかかあえ、たけのことつわの煮物など鹿児島ならではの料理が載っています
http://www.pref.kagoshima.jp/ag01/sangyo-rodo/nogyo/syokuiku/k-bg/k-bg.html
http://www.pref.kagoshima.jp/ag01/sangyo-rodo/nogyo/syokuiku/k-bg/documents/syokuiku0825.pdf


<健康食品などの有効性安全性情報>

健康商品の安全性・有効性情報(独立行政法人 国立栄養・健康研究所)
https://hfnet.nih.go.jp/


健康食品素材の化学的実証データベース (一般社団法人 医療経済研究・社会福祉協会)
http://www.hfs-data.jp/



健康食品なび (東京都)
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/anzen/supply/


(Air星人)

2012-11-29 16:49 御存知ですか、鹿児島県難病相談・支援センター

御存知ですか、鹿児島県難病相談・支援センター

鹿児島県では難病に関するあらゆる相談を受け付ける窓口として、「鹿児島県難病相談・支援センター」を開設しています。
また、同センターは、19の患者団体から構成される「かごしま難病支援ネットワーク(ピア相談)」も併設されており、全国的にみても特徴的なセンターとなっています。

是非、ご利用ください。



<<鹿児島県難病相談・支援センター >>

鹿 児島県では、病気が長期にわたり、原因がわからず、治療法が確立していない難病等でお悩みの患者さんやご家族の皆様が、地域の中で少しでも充実した生活が 送れるように、また、難病患者さんの支援を行う関係機関の方々の相談・支援、地域交流活動の促進などを行う拠点施設として、「鹿児島県難病相談・支援セン ター」を開設しています。

<事業内容>
各種相談・・・療養上の悩みや不安等に関する相談、各種公的手続き、就労等に関する相談
情報提供・・・公的サービス、患者会等の生活情報の提供
講演会・研修会等の開催
患者さんの交流活動の支援
難病患者団体の活動の支援やボランティアの育成
日常生活用具の貸出し

<所在地>

鹿児島市小野 1 丁目1-1(ハートピアかごしま3階)

<相談窓口電話番号>

*専任相談員(保健師、臨床心理士、社会福祉士等)による相談電話
 TEL:099-218-3133
 FAX:099-228-5544
  毎日9時00分~16時00分(ただし火曜日、祝日、年末年始を除く)


*特定疾患医療受給者証に関する申請等事務電話
 099-218-3134
  毎日8時30分~17時15分(ただし祝祭日、年末年始を除く)




<<かごしま難病支援ネットワーク(ピア相談) >>

鹿児島県下で活動している各患者団体が連携し、難病などで困っている方々の相談支援を行っています。

連絡先: かごしま難病支援ネットワーク事務局

  住所:鹿児島市小野1丁目1-1(ハートピアかごしま3階難病相談・支援センター内)
   TEL:099-218-3455
   FAX:099-228-5510


次に示した患者会19団体(H24.8月現在)で構成されています。

・日本リウマチ友の会鹿児島支部
・日本てんかん協会鹿児島県支部
・MSキャビン(多発性硬化症の会)
・日本ALS協会鹿児島県支部
・がんサポート・のぞみ
・全国心臓病の子どもを守る会鹿児島県支部
・日本網膜色素変性症鹿児島県支部
・SCDスマイルクラブ(鹿児島SCD・MSA友の会)
・全国パーキンソン病友の会鹿児島県支部
・アトムの会(全国HAM患者友の会)鹿児島支部
・鹿児島スモンの会
・もやの会九州ブロック
・日本オストミー協会鹿児島県支部
・鹿児島GUTS学びの会
・日本筋ジストロフィー協会鹿児島県支部
・鹿児島県後縦靱帯骨化症友の会(鹿児島県OPLL友の会)
・アイザックス症候群(リンゴの会)
・混合型血管奇形の難病指定を求める会鹿児島県支部

(Air星人)

2012-11-28 9:10 感染性胃腸炎の流行の兆しがあります・・・予防をしっかりと

感染性胃腸炎の流行の兆しがあります。

しっかり予防しましょう。

厚生労働省から次のようなリーフレットが出されていますので、ご利用下さい。

調理業者や給食施設などを対象とした資料のようですが、一般家庭における予防の参考にもなります。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dl/20121127-01.pdf

ノロウイルスに関するQ&A

http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html

*******************

*ノロウイルスによる感染について

<感染経路>

 - 食品からの感染 -

・感染した人が調理などして汚染された食品
・ウイルスの蓄積した、加熱不十分な二枚貝など

 - 人からの感染 -

・患者のふん便やおう吐物からの二次感染
・家庭や施設内などでの飛沫などによる感染

<症状>

 - 潜伏期間 -

 感染から発症まで24~48時間

 - 主な症状 -

 ・吐き気、おう吐、下痢、腹痛、微熱が1~2日続く。
  感染しても症状のない場合や、軽い風邪のような症状のこともある。

 ・乳幼児や高齢者は、おう吐物を吸い込むことによる肺炎や窒息にも要注意

********************


*ノロウイルスによる食中毒予防のポイント

<調理する人の健康管理>

・普段から感染しないように食べものや家族の健康状態に注意する
・症状があるときは、食品を直接取り扱う作業をしない。
・症状があるときに、すぐに責任者に報告する仕組みをつくる。

<作業前の手洗い>

・洗うタイミングは、
  トイレに行ったあと
  調理施設に入る前
  調理の盛り付けの前
  次の作業に入る前

・汚れの残りやすいところをていねいに
  指先、指の間、爪の間
  親指の周り
  手首

・調理器具の消毒

 方法1) 塩素消毒
     洗剤などで十分に洗浄し、塩素濃度200ppmの次亜塩素酸ナトリウムで浸しながら拭く
     *エタノールや逆性石けんではあまり効果がありません

 方法2)熱湯消毒
    熱湯(85℃以上)で1分間以上加熱する

********************


*ノロウイルスの感染を広げないために

食器・環境・リネン類などの消毒

・感染者が使ったり、おう吐物がついたものは、他のものと分けて洗浄・消毒する。
・食器類は、食後すぐ、厨房に戻す前に塩素液に十分浸し、消毒する。
・カーテン、衣類なども塩素駅で消毒する。
・選択するときは、洗剤を入れた水の中で静かにもみ洗いし、十分すすぐ。
 ・85℃で1分間以上の熱水洗濯や、塩素液による消毒が有効。
 ・高温の乾燥機などを使用すると、殺菌効果が高まる。
・金属は塩素液ではなく、アルコールで二度拭きする。
  (次亜塩素酸ナトリウムは金属腐食性があるため。)

おう吐物などの処理

・患者のおう吐物やおむつなどは、次のような方法で、速やかに処理し、二次感染を防止する。
・ノロウイルスは、乾燥すると空中に漂い、口に入って感染することがある。

 ・使い捨てのマスクやガウン、手袋などを着用する。
 ・ペーパータオル等で静かに拭き取り、水拭き後、塩素消毒をする。
 ・拭きとったおう吐物や手袋などは、ビニール袋に密閉して廃棄する。その際、できればビニール袋の中で1000ppmの塩素液に浸す。
 ・しぶきなどを吸い込まないようにする。
 ・終わったら、ていねいに手を洗う。

*塩素消毒液の作り方と注意点(注意点)

 塩素液は、業務用の次亜塩素酸ナトリウム、または家庭用の塩素系漂白剤をで薄めてを作ります。
 
 ・製品ごとに濃度が異なるので、表示をしっかりと確認して正しく希釈する。
 ・次亜塩素酸は使用期限内のものを利用する。
 ・おう吐物等に直接原液をかけると有毒ガスが発生することがあるので注意する。
 ・それぞれの製品の使用上の注意をよく読んでしようする。

 

********************



(Air星人)

2012-11-13 9:58 まめに手洗い・・・インフルエンザ予防



これから、いよいよ受験シーズン突入

受験生、それから受験生の保護者にとって、健康管理に気を使うところ。
普段の努力が実るように、インフルエンザなどの予防対策はお早めに。
時には、十分な休養と栄養補給もお忘れなく。


なお、次のような方々が、インフルエンザに感染すると、重症化や合併症を引き起こす可能性が高くなることがあります。
ワクチンの接種や抗インフルエンザ剤の予防投与の詳細に関しては、かかりつけ医とご相談下さい。

・65歳以上の高齢者
・慢性肺疾患(肺気腫、気管支喘息、肺線維症、肺結核など)
・心疾患(僧帽弁膜症・鬱血性心不全など)
・腎疾患(慢性賢不全・血液透析患者・腎移植患者など)
・代謝異常(糖尿病・アジソン病など)
・免疫不全状態の患者


<インフルエンザの予防> 下記、厚生労働省ホームページから抜粋

インフルエンザを予防する方法としては、以下が挙げられます。

1) 流行前のワクチン接種

インフルエンザワクチンは、感染後に発病する可能性を低減させる効果と、インフルエンザにかかった場合の重症化防止に有効と報告されており、日本でもワクチン接種をする方が増加する傾向にあります。


2) 飛沫感染対策としての咳エチケット

イ ンフルエンザの主な感染経路は咳やくしゃみの際に口から発生される小さな水滴(飛沫)飛沫感染です。したがって、飛沫を浴びないようにすればインフルエン ザに感染する機会は大きく減少します。言うことは簡単ですが、特に家族や学校のクラスメートなどの親しい関係にあって、日常的に一緒にいる機会が多い者同 士での飛沫感染を防ぐことは難しいです。また、インフルエンザウイルスに感染した場合、感染者全員が高熱や急性呼吸器症状を呈してインフルエンザと診断さ れるわけではありません。たとえ感染者であっても、全く症状のない不顕性感染例や、感冒様症状のみでインフルエンザウイルスに感染していることを本人も周 囲も気が付かない軽症例も少なくありません。したがって、インフルエンザの飛沫感染対策としては、普段から皆が咳エチケット([1]咳やくしゃみを他の人 に向けて発しないこと、[2]咳が出るときはできるだけマスクをすること、[3]手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗うことなど)を守る ことを心がけてください。飛沫感染対策ではマスクは重要ですが、感染者がマスクをする方が、感染を抑える効果は高いと言われています。保育所、幼稚園、学 校などの小児の集団生活施設で既にクラス内でインフルエンザと診断されている者がいる場合、他に先生や子どもたちの中で誰が感染しているのかは分かりませ んから、可能な場合は皆がマスクをすることが感染対策としては効果的であると考えられます。


3) 外出後の手洗い等

流 水・石鹸による手洗いは手指など体についたインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法であり、インフルエンザに限らず接触感染を感染経路 とする感染症対策の基本です。インフルエンザウイルスはアルコールによる消毒でも効果が高いですから、アルコール製剤による手指衛生も効果があります。


4) 適度な湿度の保持

空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つことも効果的です。


5) 十分な休養とバランスのとれた栄養摂取

体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を日ごろから心がけましょう。


6) 人混みや繁華街への外出を控える

イ ンフルエンザが流行してきたら、特にご高齢の方や基礎疾患のある方、妊婦、疲労気味、睡眠不足の方は、人混みや繁華街への外出を控えましょう。やむを得ず 外出して人混みに入る可能性がある場合には、ある程度の飛沫等を防ぐことができる不織布(ふしょくふ)製マスクを着用することはひとつの防御策と考えられ ます。ただし、人混みに入る時間は極力短くしましょう。


※不織布製マスクとは
 不織布とは「織っていない布」という意味です。繊維あるいは糸等を織ったりせず、熱や化学的な作用によって接着させて布にしたもので、さまざまな用途で用いられています。


インフルエンザQ&A (厚生労働省の関連ホームページ)

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html

(Air星人)

2012-10-24 12:46 秋風の中の桜島

このところ日中の暑さもすっかり和らぎ

秋を乗せた涼しい風が木々の葉を揺らしていきます

明け方などはすっかり冷え、日中との温度差に体がなかなかついていきません

体調など崩されぬよう

ご自愛あれ


鹿児島県薬剤師会会館前より桜島を臨む

(写真と文: Air星人)
[img]

2012-9-28 14:55 10月10日は“目の愛護デー” 目薬を正しく使えていますか?



10月10日は“目の愛護デー”です。

なぜ?

答えは簡単。 10月10日をちょっと書き換えみると


10月10日  
 ↓
- -
◯ ◯


何かに見えてきませんか?

そう、眉毛と目

それ故、目の愛護デーに

さて、目の病気になったら、目薬を利用して治療することがあります。

症状に合わせた様々な目薬がありますが、使い方も様々。

保存の方法や使い方なども様々です。

十分な治療効果を得るためには、適切に保管し、適切に使用することが必要です。

“点眼剤研究会”が(社)日本眼科医会の監修の下、目薬の使い方パンフレットなどを作成し、インターネット上で公開しています。

是非、参考にしていただき、目薬を適切に使っていただけたらと思います。

「目薬の使い方」(一般の方向けパンフレット)
http://www.nichiyaku.or.jp/archives/wp-content/uploads/2011/10/111101a.pdf

「点眼剤の適正使用ハンドブック-Q&A」(医療関係者向け)
http://www.nichiyaku.or.jp/archives/wp-content/uploads/2011/10/111101b.pdf

*****************************

<関連>

目の愛護デー (日本眼科医会)
各地で開催される関連イベントなどの情報が掲載されています。
http://www.gankaikai.or.jp/aigo/

(文と絵:Air星人)

2012-9-25 10:19 休日当番の薬局はどこ?

休日、突然の病気には戸惑うもの。


休日当番の病院や薬局はどこ?

新聞や自治体の広報誌などに休日当番医療機関情報が掲載されていますが、鹿児島県が提供している「かごしま医療情報ネット」を利用すればインターネットで検索できることをご存知でしたか?

「かごしま医療情報ネット」のアドレスは、次の通りです。
http://iryo-info.pref.kagoshima.jp/qqport/
(休日当番薬局については鹿児島県薬剤師会のホームページにジャンプします)



休日当番の病院や薬局の検索だけではなく、例えば、薬局の公費の取り扱いや、クレジットカードでの支払いの可否、外国語対応などの情報も検索できます。


何かの時には、是非、ご利用下さい。

(絵&文:Air星人)

2012-8-3 14:14 薬草とふれあう

鹿児島県薬剤師会は、毎年、4月、8月、10月に「薬草の集い」を開催し、多くの県民の方に薬草や植物に触れ合っていただく機会を設けております。

<薬草の集い開催案内>
http://www.pref.kagoshima.jp/ae10/kenko-fukushi/yakuji-eisei/yakuso/yakusonotudoi.html
<県民の森 自然薬草の森>
http://www.kkmori.jp/acces/acces.htm

特に8月は、「小中学生の植物採集」や「草木染め」体験プログラムを用意し、毎年多くの子供さん方に参加を頂いています。(本年度は8月5日(日)に開催。既に申し込みは閉め切っていますが、当日の飛び込み参加も可能です。)

さて、同様に植物や薬草に親しむ会は各地で行われていますが、今回は熊本大学薬学部の先生が中心になって毎年開催されている「薬用植物を知ろうin熊本 」をご紹介します。

薬草に興味があられる方、植物を観察しながら阿蘇の山歩きを楽しんでみたい方、ご都合がつくようでしたら、一度熊本まで足を伸ばされたみては・・・


「第11回薬用植物を知ろうin熊本 」

2012年10月6日(土)、7日(日)

http://www.pharm.kumamoto-u.ac.jp/flower/data/h2405/11poster.pdf

『身近な薬用植物を知ろう』

10月6日(土)  
   場所: 熊本大学薬学部
   10時~12時 薬用植物園観察会
   13時~16時 講演会(多目的ホール)
     「くまもとの身近な薬草」米田喜美子氏
     「種子島においでよ ~薬用植物を観に~」 飯田 修氏
        
  同時開催(ポスター報告)
    「ヴェトナムでの薬用植物調査」 南 基泰氏

10月7日(日)  
  場所:南阿蘇ビジターセンター周辺
    
  ~阿蘇の薬用植物をたずねて~ 8時30分集合~15時30分解散

主催:薬用植物を知ろうin熊本実行委員会、熊本大学薬学部 
後援:熊薬同窓会
共催:生薬学会関西支部、NPO阿蘇花野協会、国公立大学薬用植物園園長会議


参加申し込み・連絡先:
〒862-0973熊本市大江本町5-1
熊本大学薬学部薬用資源エコフォロンティアセンター  矢原正治

電話/Fax
096-371-4381
E-mail
yaharas1@gpo.kumamoto-u.ac.jp (1はイチです)

観察会講師:
吉田尚利、香月茂樹、飯田 修、南 基泰、杉村康司、渡辺高志、佐藤千芳、瀬井純雄、米田喜美子、八十島由利子(6日のみ)、矢原正治

予約は9月28日までにメール又は往復ハガキで
1)氏名、2)住所、3)電話番号、4)メールアドレス、5)参加日、
6)薬剤師研修シール(薬剤師のみ)の必要の有無を記載して申込下さい。(漢方薬生薬認定薬剤師研修シール 6日 1点+2点、 7日 3点を準備します)

(by Air星人)

2012-6-29 11:53 H24年 計画停電時に通電される鹿児島県内の医療機関一覧

夏の電力供給不足対策の一つとして計画停電の実施が予定されています。既に、7月からの実施予定計画が新聞などに発表されていますが、実際に計画停電が行 われた際においても電力供給される医療機関リストが厚生労働省のホームページに掲載されています。その中から鹿児島県内の医療機関を抜粋し掲載します。 (H24/6/29現在の資料に基づいて作成)

残念ながら、薬局に関しては、計画停電が実施された場合は停電対象となっています。

なお、九州電力管内の各地区の計画停電の予定については、次に示す九州電力のホームページに掲載されています(住所から該当する地区の検索が可能)

<九電の計画停電予定など>

http://www2.kyuden.co.jp/kt_search/


<計画停電が実施されても停電しない医療機関一覧 鹿児島県>

1 いちき串木野市医師会立脳神経外科センター [ いちき串木野市上名5391-3 ]
2 内山病院 [ 阿久根市高松町22 ]
3 出水郡医師会立阿久根市民病院 [ 阿久根市赤瀬川4513 ]
4 大井病院 [ 姶良市加治木町本町141 ]
5 独立行政法人国立病院機構南九州病院 [ 姶良市加治木町木田1882 ]
6 青雲会病院 [ 姶良市西餅田3011 ]
7 県立姶良病院 [ 姶良市平松6067 ]
8 県立北薩病院 [ 伊佐市大口宮人502-4 ]
9 寺田病院 [ 伊佐市大口上町31-4 ]
10 大口温泉リハビリテーション病院 [ 伊佐市大口青木3022-34 ]
11 整形外科松元病院 [ 伊佐市大口里491-2 ]
12 水間病院 [ 伊佐市菱刈前目2125 ]
13 菱刈中央医院 [ 伊佐市菱刈前目790番地1 ]
14 肝付町立病院 [ 肝属郡肝付町北方1953番地 ]
15 肝属郡医師会立病院 [ 肝属郡錦江町神川135-3 ]
16 薩摩郡医師会病院 [ 薩摩郡さつま町轟町510 ]
17 川内市医師会立市民病院 [ 薩摩川内市永利町字西平4107-7 ]
18 済生会川内病院 [ 薩摩川内市原田町2-46 ]
19 若松記念病院 [ 薩摩川内市神田町11-20 ]
20 伊達病院 [ 薩摩川内市神田町4-25 ]
21 森園病院 [ 薩摩川内市大小路町19-38 ]
22 上村病院 [ 薩摩川内市東開聞町9-22 ]
23 市比野記念病院 [ 薩摩川内市樋脇町市比野3079 ]
24 びろうの樹脳神経外科 [ 志布志市有明町野井倉8041-1 ]
25 宮薗病院 [ 指宿市開聞十町1266 ]
26 山川病院 [ 指宿市山川小川1571 ]
27 指宿浩然会病院 [ 指宿市十町1145 ]
28 今林整形外科病院 [ 指宿市十町352-2 ]
29 肥後病院 [ 指宿市十二町2157 ]
30 独立行政法人国立病院機構指宿病院 [ 指宿市十二町4145 ]
31 指宿温泉病院 [ 指宿市西方1050 ]
32 伊藤記念病院 [ 指宿市東方367 ]
33 指宿脳神経外科 [ 指宿市東方8714-21 ]
34 指宿さがら病院 [ 指宿市湯の浜一丁目11-29 ]
35 池田病院 [ 鹿屋市下祓川町1830 ]
36 かのや東病院 [ 鹿屋市笠之原町2923-1 ]
37 黎明脳神経外科医院 [ 鹿屋市串良町上小原3500-5 ]
38 県民健康プラザ鹿屋医療センタ- [ 鹿屋市札元一丁目8-8 ]
39 鹿屋ハートセンター [ 鹿屋市札元二丁目3746-8 ]
40 鮫島整形外科病院 [ 鹿屋市寿1-1-1 ]
41 小倉記念病院 [ 鹿屋市寿町八丁目21-2 ]
42 大隅鹿屋病院 [ 鹿屋市新川町6081-1 ]
43 国立療養所星塚敬愛園 [ 鹿屋市星塚町4204 ]
44 検見崎病院 [ 鹿屋市西原1-2-1 ]
45 徳田脳神経外科病院 [ 鹿屋市打馬1丁目11248番地1 ]
46 植村病院 [ 鹿児島市伊敷二丁目1-2 ]
47 豊島病院 [ 鹿児島市下荒田三丁目27-1 ]
48 鹿児島徳洲会病院 [ 鹿児島市下荒田三丁目8-1 ]
49 今給黎総合病院 [ 鹿児島市下竜尾町4-16 ]
50 整形外科田平病院 [ 鹿児島市加治屋町16-12 ]
51 鹿児島市立病院 [ 鹿児島市加治屋町20-17 ]
52 今村病院分院 [ 鹿児島市鴨池新町11-23 ]
53 鹿児島市医師会病院 [ 鹿児島市鴨池新町7番1号 ]
54 三船病院 [ 鹿児島市吉野町10004-1 ]
55 増田整形外科病院 [ 鹿児島市郡元一丁目1-1 ]
56 整形外科三愛病院 [ 鹿児島市郡元三丁目14-7 ]
57 小田代病院 [ 鹿児島市荒田一丁目25-6 ]
58 鹿児島大学病院 [ 鹿児島市桜ケ丘八丁目35番1号 ]
59 河井脳神経外科 [ 鹿児島市小松原二丁目10-19 ]
60 独立行政法人国立病院機構鹿児島医療センター [ 鹿児島市城山町8-1 ]
61 日高病院 [ 鹿児島市西千石町8-13 ]
62 池田病院 [ 鹿児島市西田一丁目4-1 ]
63 田上記念病院 [ 鹿児島市西別府町1799 ]
64 中央病院 [ 鹿児島市泉町6-7 ]
65 医療法人康成会植村病院 [ 鹿児島市草牟田一丁目4-7 ]
66 整形外科米盛病院 [ 鹿児島市草牟田二丁目29-50 ]
67 総合病院鹿児島生協病院 [ 鹿児島市谷山中央五丁目20-10 ]
68 谷山緑地病院 [ 鹿児島市谷山中央三丁目390-8 ]
69 三宅病院 [ 鹿児島市谷山中央七丁目3-1 ]
70 白坂病院 [ 鹿児島市中央町13-14 ]
71 南風病院 [ 鹿児島市長田町14-3 ]
72 鹿児島厚生連病院 [ 鹿児島市天保山町22-25 ]
73 中野脳神経外科 [ 鹿児島市東開町3-163 ]
74 厚地脳神経外科病院 [ 鹿児島市東千石町4-13 ]
75 共立病院 [ 鹿児島市南郡元町11-11 ]
76 済生会鹿児島病院 [ 鹿児島市南林寺町1-11 ]
77 林内科胃腸科病院 [ 鹿児島市武二丁目33-8 ]
78 鹿児島赤十字病院 [ 鹿児島市平川町2545 ]
79 今村病院 [ 鹿児島市堀江町17-1 ]
80 桜島病院 [ 鹿児島市野尻町59 ]
81 かわはら脳神経外科クリニック [ 鹿児島市和田一丁目17-10 ]
82 出水総合医療センター高尾野診療所 [ 出水市高尾野町大久保3816-28 ]
83 出水総合医療センター [ 出水市明神町520 ]
84 垂水市立医療センター垂水中央病院 [ 垂水市錦江町1番地140 ]
85 垂水徳洲会病院 [ 垂水市田神12-2 ]
86 昭南病院 [ 曽於市大隅町下窪町1 ]
87 曽於郡医師会立病院 [ 曽於市大隅町月野894番地 ]
88 県立薩南病院 [ 南さつま市加世田高橋1968-4 ]
89 有馬病院 [ 南さつま市加世田地頭所570 ]
90 加世田病院 [ 南さつま市加世田唐仁原1181番地 ]
91 真愛病院 [ 南さつま市加世田東本町7番地3 ]
92 南さつま中央病院 [ 南さつま市加世田本町37番地4 ]
93 南さつま市立坊津病院 [ 南さつま市坊津町泊19 ]
94 中村温泉病院 [ 南九州市頴娃町別府1 ]
95 菊野病院 [ 南九州市川辺町平山3815 ]
96 南薩ケアホスピタル [ 南九州市川辺町平山5860 ]
97 川辺生協病院 [ 南九州市川辺町両添1118番地 ]
98 外科馬場病院 [ 日置市吹上町湯之浦2378 ]
99 久木田整形外科病院 [ 枕崎市港町113 ]
100 尾辻病院 [ 枕崎市住吉町60 ]
101 小原病院 [ 枕崎市折口町109 ]
102 枕崎市立病院 [ 枕崎市日之出町230番地 ]
103 サザン・リージョン病院 [ 枕崎市緑町220 ]
104 国分脳神経外科 [ 霧島市国分向花154-1 ]
105 国分生協病院 [ 霧島市国分中央三丁目22-18 ]
106 国分中央病院 [ 霧島市国分福島一丁目25-70 ]
107 霧島記念病院 [ 霧島市国分福島一丁目5-19 ]
108 霧島市立医師会医療センター [ 霧島市隼人町松永3320 ]
109 鹿児島大学病院霧島リハビリテーションセンター [ 霧島市牧園町高千穂3930-7 ]
110 霧島杉安病院 [ 霧島市霧島田口2143 ]

(By Air星人)

2012-5-18 14:36 目に注意・・・金環日食

5月21日(月)、日本の広い範囲で金環日食が観察できます。なんでも、東京で金環日食を観察することができるのは173年ぶりとかで、ちょっとした天体ブーム。

学校での観察会を計画しているところも多くあるようで、実際、我が家の息子も、普段よりも1時間早く学校に来て良いと学校からのお達しを持って帰ってきました。本人は、観察するぞと、今から意気込んでいます。
ところが、鹿児島での当日の天気は芳しくないようで、せっかくの天体ショーを観察できるかどうか危ぶまれる。少しでも、太陽が顔をのぞかせてくれれば良いのだけれど。

さ て、裸眼で日食観察はゼッタにしてはダメです。昔は、日食観察といえば、硝子板にロウソクのススを付けたものや、あるいは真っ黒に感光したフィルム等を利 用していましたが、どうやら、かなり危険なことをしていたようです。その程度では、十分に太陽の光(赤外線)を防ぐことができず、網膜に障害が起こる可能 性があるのだとか。そのような不十分な装備で、「お~っ。欠けてる、欠けてる。バッチリ観える。」と友達皆で大騒ぎしていたのだから、今にしてみれば怖い こと怖いこと。

最近は、日食観察専用メガネが本屋や家電ショップ、色々なところで売られており容易に手に入れることができます。しかし、 にわか天体ブーム(日食ブーム)にあやかって、遮光性能の充分でない品質が劣るメガネが販売されている危険性があるので注意が必要です。まず、日食観察メ ガネを購入したら、メガネの性能が日食観察に適しているかチェックすることをおすすめします。実際には、「危険な日食観察メガネの見分け方」に示したよう な点をチェックしてみてください。

いくらしっかりとした日食観察専用メガネといえどもその使い方には注意が必要です。観察メガネを掛けて いても連続して太陽を見つめるのはダメです。またメガネを外すときも、太陽の方を向いたままではなく、顔を太陽から反らせてメガネを外し、決して裸眼で太 陽を直視しないこと。また、カメラ用の減光フィルターかざして肉眼で観察することも危険です(肉眼観察用に作られていないので)。もっとも安全な観察方法 は、ピンホールカメラなどで太陽を紙などに投影してそれを観察すること。または、地面に写った木漏れ日の形を観察すること。木漏れ日の形の観察、チョッピ リお洒落でしょ・・・

太陽の光による網膜の障害は治療方法がありません。軽ければ1週間~一月ぐらいで回復しますが、場合によっては後遺症が起こることがあります。

くれぐれも、目を痛めないように、十分注意して観察しましょう。せっかくの天体ショーをエンジョイするために。

<危険な日食観察メガネの見分け方>
 2012年金環日食日本委員会ホームページ http://www.solar2012.jp/ から
主なチェックポイント
• 室内の蛍光灯を見て、一見して明るく、形がはっきりと見える製品はダメ
可視光線を十分に減光している製品の多くは、かすかに蛍光灯を確認できる程度の見え方です。
• 可視光線や赤外線の透過率が高い製品はダメ
安全性の検討材料となる数値として、可視光線で0.003%以下、赤外線で3%以下という目安があります。(あくまで目安)
• LEDライトなどの強い光にかざした時に、ひび割れや穴が確認できるものはダメ

<日食を安全に観察するために> 日本眼科学会
http://www.nichigan.or.jp/sun/

(Air星人)

2012-5-10 9:35 熱中症に注意

天候が安定せず、気温も乱高下。とかく体調を崩しやすい時期。

鹿児島では、5月に入ってから気温がぐんぐん上昇。しかし、体の方は、なかなかそれに対応できず暑さがこたえます。

体が暑さに慣れきっていない、こんな時こそ、熱中症の危険性が増大。

外出時の暑さ対策、室内での暑さ対策、職場環境での暑さ対策をお忘れなく。また、知らず知らずのうちに汗などで体の水分を失ってしまいます。こまめな水分と塩分の補給などに気を配ることも熱中症対策の一つ。

御高齢の方は喉の渇きを感じにくくなっていることがありますので、意識的な水分補給を。

なお、水分ならびに塩分の補給に関しては、病気などの都合も考える必要がありますので、医師、薬剤師などに相談の上、適切な対応をお願いします。


*熱中症を引き起こす条件*
 
(環境)と(からだ)の条件が合わさったような場合、より熱中症が起こりやすくなります。(熱中症になりやすい人)に当てはまる場合は、さらに御自身による注意や周囲の配慮が必要になります。

(環境)

・気温が高い
・湿度が高い
・風が弱い
・日差しが強い

(からだ)

・激しい労働や運動によって体内に著しい熱が産生される
・暑い環境に体が充分に対応できていない

(熱中症になりやすい人)

・脱水状態にある人
・高齢者
・肥満の人
・過度の衣服を着ている人
・普段から運動をしていない人
・暑さに慣れていない人
・病気の人、体調の悪い人



さて、熱中症の予防などについては、以下の資料を参考にしていただければと思います。

<熱中症環境保健マニュアル> 環境省 

PDFにて全文ダウンロード可能
http://www.env.go.jp/chemi/heat_stroke/manual.html

<家庭で簡単にできる経口補水液>

2011年度の薬学実務実習性が鹿児島県薬剤師会薬局での実務実習の際に作成した資料(リーフレットとビデオ)です。説明などが至らないところもあると思いますが、参考にしていただけたらと思います。
http://www.kayaku.jp/modules/d3blog5/details.php?bid=29

<熱中症予防リーフレットとカード>

リーフレット (環境省)
http://www.env.go.jp/chemi/heat_stroke/pdf/leaflet0906.pdf

リーフレット (厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001ei44-att/2r9852000001ei82.pdf

カード (環境省)
http://www.env.go.jp/chemi/heat_stroke/pdf/pr_card.pdf

<職場の熱中症対策> 厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2009/06/dl/h0616-1b.pdf

<スポーツ活動中の熱中症対策> 大塚製薬
http://www.otsuka.co.jp/health/heatdisorder/

文:Air星人

2012-4-17 9:27 ゴールデンウィーク海外での感染症にご注意

ゴールデンウィーク、年末年始などおびただしい数の人々が海外旅行へと出かける。

そこには美しい景色や興味ある文化、様々な人との出会いなど身も心も踊るワクワク感がある。

反面、日本国内ではほとんど発生していないような感染症の危険も。

海外旅行に出かける際には、目的国の衛生状態、感染症の状況などを事前に確認し、必要に応じて予防注射を受けたり、現地での飲食・行動などに注意を払う必要がある。

安全に、そして快適に旅程を終えてこそ、楽しいそして美しい思い出へと繋がる。

さて、厚生労働省のホームページに「ゴールデンウイーク期間中における海外での感染症予防について」とっして、海外旅行の際に気をつけるべき感染症と心構えについての情報が掲載されており参考になる。

http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/travel/2012goldenweek.html

以下、「ゴールデンウイーク期間中における海外での感染症予防について」から一部引用

<海外での感染症予防のポイント>

・海外で感染症にかからないようにするためには、感染症に対する正しい知識と予防方法を身につけることが重要です。

・渡航先や渡航先での行動によって異なりますが、最も感染の可能性が高いのは食べ物や水を介した消化器系の感染症です。

・ 日本で発生していないような、動物や蚊・ダニなどが媒介する病気が海外で流行していることがあり、注意が必要です。また、WHOが排除又は根絶を目指して いる麻しん(はしか)、ポリオは、日本での感染者が減少傾向又は発生が認められていませんが、諸外国では未だに流行しています。別添において、これらの感 染症について紹介します。

・渡航先の感染症の発生状況に関する情報を事前に入手し、予防接種が受けられる感染症については、余裕をもって相談しておくなど、適切な感染予防に心がけてください。

<帰国後に体調が悪くなったら>

・空港や港にある検疫所では渡航者の方を対象に健康相談を行っています。帰国時に発熱や下痢、具合が悪いなど体調に不安がある場合には、お気軽に担当係官までご相談ください。

・ 感染症には潜伏期間(感染してから発症するまでの期間)が長いものもあり(数日から1週間以上)、帰国後しばらく経過してから具合が悪くなることがありま す。その際は、早急に医療機関を受診し、渡航先、滞在期間、現地での飲食状況、渡航先での職歴や活動内容、家畜や動物との接触の有無などについて必ず伝え てください。

<さらなる情報収集のために>

海外の各地域における感染症の発生状況、感染症、予防接種に関する情報は、下記サイトからも入手できます。

厚生労働省 検疫所
http://www.forth.go.jp/

外務省 海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/

(Air星人)

2012-3-15 10:45 進学・就職時期・・・・ご用心あれ 合法ハーブ、合法ドラックという名の違法薬物

日に日に日差しが春らしくなってきました。つい先日は、啓蟄。暦の上では、土の中から虫たちが顔を出し活動をはじめる季節。さて、しばらくの間、眠っていたこのコーナーも・・・・そろそろ、活動を再開。

巷では、合法ハーブ、合法ドラックといかにも法律違反ではないと言わんばかりの違法薬物が若者の間で広まりつつあります。友達や先輩などの勧めで興味本位にそれらのものを使用してしまうと、乱用、依存、中毒になってしまう危険性がありまます。

進学。就職時期。生活の場や環境が変わり、気分も高揚。そんな時こそ、一層気を引き締めて置く必要があります。自分の実は自分で守る。

**************************

さて、厚生労働省のホームページに、「ご家族の薬物問題でお困りの方へ(家族読本)」が掲載されています。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/iyakuhin/yakubuturanyou/other/kazoku_doikuhon.html

乱用、依存、中毒などに関する簡単な説明に加え、家族からみた薬物依存者の行動の変化、家族としての関わり方、全国の相談窓口一覧などがあり参考になります。

(Air星人)

2011-9-30 9:32 パンゲア作戦 インターネットによる医薬品購入の危険性

パンゲア そういえば、昔昔、その昔のさらに昔 そういった仮想大陸があったとされている そこから分かれて、移動して、ぶつかって 中学校の社会科 そういえば、それ(大陸移動説)が宿題になったな・・・・ なぜ、インターポールがパンゲア? 全世界を一つにして偽薬摘発に取り組もうとする意図がパンゲアにこめられている これまで、日本は、それこそガラパゴス状態  偽薬って、そんなものあるわけないでしょ的な状況だった 世界中では偽造医薬品蔓延が大きな問題となっている中で ところが、様子が少し変わってきた これも情報通信技術の発展のお陰 (・・? 世界が狭くなったから やっと、ガラパゴスから解き放たれ世界水準に  (・・? インターネットを通じ、海外の商品をいとも簡単に取り寄せられる 医薬品も然り 中には、“とても、興味を引くような”謳い文句で医薬品(?)が販売されていたりする ついつい興味が先行して 自己ガード閾値の低下 そういったものの購入ボタンを押してしまう いとも簡単に個人輸入完了 まだ、医薬品成分が含まれていないような偽造医薬品であれば、“とても、興味を引くような”謳い文句による偽薬効果(プラセボ効果)くらいで済むかもしれないが・・ よからぬ成分が含まれていた場合 一時期、ダイエットホスピタルなどによる健康被害が起こったが それが繰り返される なんでも、ED関連の製薬メーカー4社が共同でインターネト買取調査をしたら55%は偽物(偽造医薬品)だったとのこと インターネットによる医薬品購入の危うさが伝わってくる “とても、興味を引くような”謳い文句に釣られることなく しっかり吟味してインタネットを利用する そんな訓練をしておく必要がある 賢い消費者 = 自分を守れる消費者 あれ (・・? 4月に書いた記事(模造医薬品の危険性)と同じような内容になってしまいましたが、大切な事なので、ご容赦ください。 m(_ _)m <Operation Pangea> http://www.interpol.int/en/Crime-areas/Pharmaceutical-crime/Operations <警視庁> 承認されていない医薬品のインターネット購入に注意 http://www.npa.go.jp/safetylife/seikeikan/20110920seikeiyakuzi.pdf **************************** <パンゲア大陸> http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%82%A2%E5%A4%A7%E9%99%B8 <大陸移動説> http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%99%B8%E7%A7%BB%E5%8B%95%E8%AA%AC <ガラパゴス状態> http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%A9%E3%83%91%E3%82%B4%E3%82%B9%E5%8C%96 <偽造医薬品> 偽造医薬品(カウンターフィット医薬品)とは、誤成分、含量違い、偽包装など、内容や出所に関して故意に虚偽の記載がなされた医薬品のこと。 <偽薬効果(プラセボ効果)> 偽薬(プラセボ)であっても、薬だと信じ込む事で何らかの改善等がみられること。この効果は、自覚症状に留まらず、客観的に測定可能な状態の変化として現われる事もある。パンゲア作戦の対象とされている偽装医薬品とは本質的に異なる。 <ホスピタルダイエット> 「ホスピタルダイエット」などと称されるタイ製の向精神薬等を含有する無承認無許可医薬品による健康被害事例について (厚生労働省) http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/diet/jirei/030902-1.html (Air星人)

2011-7-14 17:06 家庭で簡単にできる経口補水液

<img src="http://www.kayaku.jp/uploads/110714.gif" alt="" />

↑ 薬局で実務実習中の薬学部5年生が作製した配布用リーフレット

   

毎日とても暑い日が続きます。

まだ体が暑さに慣れきれていないこの季節。

暑い場所での作業など、適度に水分や塩分をとりながら、上手く休憩して体を休ませる必要があります。

もし、めまい感、疲労感、虚脱感、頭重感(頭痛)、失神、吐き気、嘔吐などの症状が現れたり、あるいは、それらが、いくつか重なり合って起こっている場合は、熱中症になっている可能性があります。

そのような場合は、まず涼しい場所に移動し、体を冷やすなどするとともに、十分な水分と塩分を補うことが必要です。それでもなお、症状が治まらないような場合やひどいときはすぐに病院に行き適切な処置を施す必要があります。

水分と塩分を補う場合は、経口補水液が最適です。

経口補水液としては、大塚製薬のOS-1などが市販されていますが、そういったものが手に入らない場合は、家庭にある材料と道具で簡単に同じようなものを作ることができます。

その作り方を、以下にビデオで紹介します。

薬局で実務実習に取り組んでいる薬学部5年生が作成したビデオです。
ところどころギクシャクしているようなところもありますが、参考にしていただけたらと思います。

[b][color=CC0000]注意!![/color][/b]

1)飲料水の代わりとして毎日使用するのはやめてください。下痢、嘔吐、熱中症の初期段階などの水分・塩分補給にとどめてください。
2)作った簡易経口補水液は冷蔵庫等に保存して下さい。
3)1日以内に使用してください。
4)脱水の症状などに応じて使用する量を加減してください。
5)症状が重い場合や改善されない場合は、すぐに医療機関を受診してください。


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*************************
<参考になるホームページなど>

環境省熱中症予防情報サイト

http://www.nies.go.jp/health/HeatStroke/

熱中症環境保健マニュアル
http://www.env.go.jp/chemi/heat_stroke/manual.html

熱中症を予防しよう(大塚製薬)
http://www.otsuka.co.jp/health/heatdisorder/

2011-4-27 11:10 模造医薬品の危険性

インターネット上には、それこそ興味を惹かれてしまいそうな謳い文句で、ダイエット、筋力増強、男性のための薬やら、いろいろな健康食品や薬の情報があふれかえっています。

電子メールなども、だれに教えたわけでもないのに、いつの間にか、そんな情報が一言の断りもなく毎日洪水のように送られて来るようになることもあります。

そんな宣伝文句が、潜んだ願望にマッチしたとき、ついついインターネットなどを通じ商品をを購入してしまったりします。

海外では、模造医薬品が氾濫しています。素性が全く分からないもの、成分が表示とは異なるもの、使い方を誤ると健康被害を起こしてしまう成分が混入しているもの、製品の品質が保障できないもの、様々な危険があります。

正確な知識がないまま、そしてインターネット上に溢れる情報を吟味しないままそういったものを購入し利用してしまうと、効果がないのはまだ幸い、場合によっては健康被害が起こり、死亡にいたってしまいます。。

健康被害が起こってからでは遅い。

溢れかえる情報を吟味し、正しく選択、適正利用する。自身の、そして家族、友達など、周囲の人々の健康を守るためにも、賢い消費者になる必要があります。

その手助けとして、気軽に薬剤師に相談していただければと思います。

****************************

さて、奈良県から模造医薬品に関する情報が厚生労働省に寄せられていいます。

このような事例があること知っていただき、健康を守るための術を磨いていただけたらと思います。

<模造医薬品による健康被害に対する注意喚起> (奈良県報告厚生労働省ホームページ)

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001agwf-att/2r9852000001ah0e.pdf


<関連情報>

健康被害情報・無承認無許可医薬品情報 (厚生労働省)

http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/diet.html

そのほか、各都道府県などでも独自に調査した結果を公表しています。


(Air星人)

2011-3-18 8:22 被災地での健康を守るため(厚生労働省の情報へのリンク)

東北地方太平洋沖地震で被害に遭われた方々に
 心よりお見舞い申し上げます。



厚生労働省より、被災地で健康を守るための注意点が示されています。
避難所などでの長期の生活を強いられている方に加えてボランティアで被災地に行かれる方にも参考になると思いますので紹介(リンク)致しました。


*****************************
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/hoken-sidou/disaster.html

被災地での健康を守るために

厚生労働省
平成23年3月15日版

平 成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震は、未曾有の大災害であり、多くの尊い命が失われたり、様々な健康被害が発生しています。震災直後の救命救急 医療の提供が重要である一方で、今後、被災地での避難所等における生活が長期に及ぶ可能性もあり、その際にも様々な健康への影響が懸念され、健康を守るた めの対策が重要です。
避難生活の際に、病気にかからないよう、また、できるだけ健康に過ごしていただくため、大切なことを以下にまとめました。被災者を支援する方々にも、これらのことを知っていただき、ご配慮いただくようお願いいたします。

*注意事項のPDF版は
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/hoken-sidou/dl/disaster.pdf

2010-10-7 8:55 きのこの炊き込みご飯が恋しい季節ですが・・・・・

9月中旬 熊本に薬草散策に行った折、たまたま立ち寄った小さなイタリア料理店。

メニューはなし。ちょっと高齢のシェフひとりがすべてこなしている。今日は、これとこれ、3種類くらいのパスタメニューが小声で発せられる。

息 子たちとアンチョビとイカのパスタを注文。つるつると食べていると、常連らしき、といっても同じ薬草散策会に参加していた男性が店にやってきた。カウン ターに腰掛け、彼もアンチョビとイカを注文。すると店主がニコニコしながら、少しよれた段ボール箱を取り出し、中身の説明を始めた。

「ほら、これ今朝、山で採ってきた〇〇茸、△△茸・・・・。美味しんだよねー。」

自慢げに店主が語る。

秋です、きのこの季節です。きのこの炊き込みご飯やら、天ぷらやら・・・

さて、おいしいきのこですが・・・・中には食中毒の原因になるものもあります。

余程のベテランか専門家でない限り、山中で見つけたいかにも美味しそうな姿のきのこであっても迂闊は手を出せません。

毎年、その誘惑に負け、それらを口に・・・・食中毒事例があとを絶ちません。

さて、厚生労働省から以下の通り注意喚起が発せられています。

********************************

植物性自然毒を原因とする食中毒防止の徹底について (厚生労働省)

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000000tkt3.html

通知文

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000000tkt3-att/2r9852000000tkut.pdf


****

自然毒リスクプロファイル:
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/poison/index.html

2010-9-22 15:46 サプリメントとドーピング

いよいよ秋の国体が始まりました。

国体開催時期になると選手の方々、あるいは彼らの所属する団体などからドーピングに関する質問がたくさん寄せられます。

その際、いつも頭を悩ましてしまうのが、サプリメントや健康食品の使用の可否に関する質問です。

実に多くの選手が、日常的にサプリメントや健康食品を使っていることにまず驚かされます。が、疲れをとりたい、体力を向上させたい、体調を整えたい。そんな思いがひしひしと伝わってくるだけに、むげに「使わないでください」とも言えず本当に困ってしまいます。

さて、サプリメントや健康食品に関しては、よほど素性の明らかなものを除き、殆どの場合、使用しても大丈夫とは決して言えません。なぜなら、使用の可否を判断する品質などに情報があまりにも少ないからです。

ま た、中には、意図的に筋力を増加する成分、下剤、エフェドリン、甲状腺末、その他諸々の医薬品成分などが混入されていることもあります。特にインタネット などを通じて国外から購入したものなどには注意が必要です。それらの一部に関しては、抜き取り検査の結果が厚生労働省や大阪府、東京都などのホームページ に掲載されていますが、医薬品成分等の混入事例報告があとを絶ちません。実際にそれらを使用しての健康被害も起こっています。スポーツ選手に限らず、一般 消費者に関しても使用に際しては注意が必要です。

ところで、スポーツ選手がドーピング検査に対して安心して使用できるサプリメント等に関しては、日本アンチドーピング協会のホームページにJADA認定商品が紹介されています。

http://www.anti-doping.or.jp/jada_qualified.php

それらを参考にして、必要に応じて利用すればよいのですが、それとはいえ、使用に関してはすべて自己責任ということになります。

体力の維持、体調のコントロール、疲労の回復。サプリメントや健康食品は、上手に利用してこそ意味があります。単に、それらの謳い文句に踊らされることなく、賢く選択し、使用する。そんな目がスポーツ選手にも、そして一般消費者にも求められているのではないでしょうか。

*********

厚生労働省関連ホームページ:
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/diet.html

東京都関連ホームページ:
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/anzen/supply/news.html

大阪府関連ホームページ:
http://www.pref.osaka.jp/yakumu/kensyoku/#houdou1



Air星人

2010-9-14 8:52 やさしい解説 子宮体癌

久々の投稿です。

あっという間に半年経ってしまいました。


さて、今回は、MindsPLUS/一般向け/やさしい解説を紹介します。

医療情報サービス Mindsのホームページには、一般向けの病気のガイドラインや病気のやさしい解説が掲載されています。

やさしい解説の最新情報が「子宮体癌」です。

病気の解説や日常生活で気をつけることなどが解説されています。

http://minds.jcqhc.or.jp/stc/0050/5/0050_G0000250_GL.html

2010-3-18 9:34 「急性アルコール中毒にご用心」

「急性アルコール中毒にご用心」

近所の居酒屋が、このところ賑やかだ。
卒業式を終えた学生たちが連日のように“追い出しコンパ”をやっている。
店の中から、威勢のよい掛け声や楽しそうな笑い声が聞こえてくる。

いよいよ、お開き、上機嫌のよろよろ足たちが道に拡がる。
宴の余韻にひたってか、それらは散らばろうともせず、しばらくそこに停留し、大声を上げる。

そんな大声の輪、その脇には、決まって、すっかり泥酔し歩くこともできずうずくまる者、それを介抱する者がいる。

泥酔。死の一歩手前。介抱が十分でなければ、その場で死んでしまうことすらある。

普段飲みつけており、自分の限界を知っているであろう大学生。
彼らですら、その場の雰囲気にのまれ泥酔することさえある。

ましてや、高校を卒業したばかり、新人歓迎の席で慣れぬ酒を飲み、飲まされるとしたら・・・・・・その危険性はさらに大きくなってしまう。

「桜、咲く」

折角、手に入れた喜びも、一瞬にして消え去る。

一時期に比べ減ったとはいえ、毎年、少なからず悲しいしニュースが目に飛び込んでくる。

そんな悲しいことがなきよう。

無理な飲酒は慎むべき。それにもまして周囲は飲酒を無理強いしてはならない。

うれしい門出、生きていてこそ。

********************************
ほろ酔い:
アルコールの作用によって大脳皮質が麻痺し始め、理性の抑制が解除され、気持ちがほぐれ、リラックスする。この辺りで飲酒を止めておくと、“気持ちよく飲めた”ということに。

酩酊:
脳(大脳辺縁系)にまで麻痺が及ぶ。同じ話を繰り返す、となりの人にからむ、ロレツが回らない、足元がふらつくなど、いわゆる「酔っ払い」状態に。この段階になったら、すぐに飲むのを止める。周りも飲酒を止める。
イッキ飲みをすると、この段階を飛び越え、泥酔・昏睡になってしまうほどの飲酒量になってしまうことも。大変危険。

泥酔:
脳全体が麻痺し、脳幹や脊髄も麻痺し始める。ぐったりし、「酔いつぶれ」た状態になる。嘔吐物が気管に詰まり窒息する危険がある。絶対一人にしない。誰かが付き添って病院へ連れて行く。

昏睡:
脳幹・脊髄、延髄なども麻痺。呼吸麻痺が起こり死亡することもある。叩いても、つねっても反応がなければ、迷わず救急車を呼ぶ。

*********************************
イッキ飲み、アルハラ防止のページ

http://www.ask.or.jp/ikkialhara.html


<文: Air星人>

2010-2-19 11:56 そろそろ花粉の季節です

そろそろ花粉の季節です。

どうやら数年前から軽い花粉症の様で、時々、眼がかゆく、鼻がむずむずしています。ちょっぴり集中の妨げになりますが、まだ、なんとか薬を使用するほどではなく、我慢できる程度です。

症状の重い方にとっては、なんともつらい季節の到来です。

さて、環境省が平成22年春のスギ・ヒノキ科花粉飛散についての予測を発表しています。

http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=11930

それによると、

(1)昨シーズンとの比較

・平成22年春の花粉の総飛散量は、平成21年の7月・8月ともに日照時間が短かったことや低温の影響などにより、ほとんどの地域で昨シーズンより少なくなる見込み。
・東日本では昨シーズンより少なく、東北北部等の一部地域を除いて20~40%程度になる見込み。特に東北南部(宮城県、山形県、福島県)から北陸の日本海側で昨シーズンよりも顕著に少なくなると予測。
・西日本においても昨シーズンより少なく、和歌山県や中国・四国、九州の一部等を除いて30~60%程度と予測。しかしながら、昨シーズンよりも多くなる地域や昨シーズン並みとなる地域もあり、東日本に比較して前シーズン比では多めの予測。

(2)例年との比較

・例年との比較では花粉の総飛散量は全国的に例年並みか例年より少なくなる見込み。
・東日本では東北北部や東海、甲信の一部で例年並みとなっていますが、その他の地域では例年の30~60%程度と見込まれる。
・西日本では近畿、中国・四国、九州の約半数の地域で例年並みと予測されており、それ以外の地域では例年の60%以上と見込まれます。例年比についても東日本よりも多めの予測。

<花粉飛散予想マップ>

1) 環境省花粉観測システム(愛称:はなこさん)
*花粉飛散状況をリアルタイムで地図上と表、グラフでみることができます。
  http://kafun.taiki.go.jp/

2)  スギ花粉飛散開始マップ(花粉情報協会)
  http://pollen-net.com/KAFUNMAP/kafunmap.html

3) 鹿児島県の花粉飛散 
   鹿児島県医師会が、2月1日から4月30日までの間、県内4カ所(鹿児島市,薩摩郡,曽於郡,肝属郡)で花粉の飛散情報を調査し、福岡県医師会のホームページにて公開
  https://www.fukuoka.med.or.jp/kafun/kafun.htm

<治療薬>
  治療薬は、花粉の飛散状況や症状やその程度等を考慮して選びます。くしゃみ・鼻漏(鼻水が止まらない)型の場合は、第2世代抗ヒスタミン薬、ケミカルメ ディエーター遊離抑制薬あるいはTh2サイトカイン阻害薬等。鼻閉(鼻が詰まってしまう)型の場合は、抗ロイコトリエン薬または抗プロスタグランジン D2・トロンボキサンA2薬等を利用します。

 症状の程度に応じて、色々なタイプ(作用機序)の薬を単独で、あるいは組み合せて利用しま す。また、第2世代抗ヒスタミン薬は、花粉飛散予測日あるいは症状が現れた始めた時に使用を開始。その他の薬は、花粉飛散予測日の1~2週間ほど前からな ど、薬によって使い始めのタイミングが異なってきます。

 かかりつけ医師、かかりつけ薬剤師に相談の上、薬を上手に利用してください。

(Air星人)

2010-2-2 9:07 賢い消費者と健康食品

 TVでは、1時間の内に何度となく、しかも、どのチャンネルを観ても、中にはほとんどそれしか流していないかのようなチャンネルさえもある。あれだけ、 きわどいCMを流されては、いつしか誰もが洗脳され、必要でもないのに、ついつい、それらを購入しかねない。サプリメント、健康食品。
 
  健康志向、食育の動きに便乗してか、売り手側のあまりにも身勝手な宣伝文句が世を賑わす。では、消費者は、どうすればCMに飲み込まれず、それらを見極め ることができるのか。成分の有効性等を判断できるのか。その手助けになる資料を独立法人国立健康・栄養研究所が、「健康食品の安全性・有効性情報」、「特 別用途食品」「栄養療法エビデンス」情報として提供している。
 
 「あくまで個人の使用による感想です。個人差があります」等、画面の隅 に小さく表示しておきながら、高らかに叫ぶ「効能・効果」、果たして本当にそれほど期待できる物なのか。CMを鵜呑みにするのではなく、正確な情報を基に 評価し、今自分に必要なものを上手に選べてこそ、“賢い消費者”。その第一歩、適切な情報の入手。きょうから実践されてみては、いかがでしょう。お近くの 薬局の薬剤師もお手伝いします。

1)独立行政法人 国立健康・栄養研究所の資料
 http://www.nih.go.jp/eiken/

  *「健康食品」の安全性・有効性情報
   http://hfnet.nih.go.jp/

  *「特別用途食品」「栄養療法エビデンス」情報
   http://fosdu.nih.go.jp/

  *機能性食品因子データベース
   http://www.nihn.go.jp/FFF/

2)その他の資料

  *健康商品ナビ(東京都)
    健康食品データベース等もあります。
    http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/anzen/supply/index.html

  *健康食品について(大阪府) 
    啓蒙ビデオ等もあります。
    http://www.pref.osaka.jp/yakumu/kensyoku/

(Air星人)

2010-1-27 11:14 ノロウイルス等による感染性胃腸炎に注意

ノロウイルス等による感染性胃腸炎に注意

ノロウイルスによる感染性胃腸炎が増え始めています。

 参考:鹿児島県の感染症の動向 (2010年1月11日~17日の状況)
   http://www.pref.kagoshima.jp/__filemst__/49610/2w.pdf

ノ ロウイルスによる下痢やおう吐などは、通常1~2日で治ります。また、感染しても軽い風邪のような症状で済む場合もあります。しかし、幼児、高齢者、体の 抵抗力が弱っている方等では重症化することもありますので注意が必要です。脱水症状を防ぐために、水分補給を十分に行いましょう。素人判断で「下痢止め」 は使用しないようにしてください。体調が悪い場合は、早めに医師の診察を受けるようにしてください。

<感染予防>
ノ ロウイルスは、口から体内に入って感染するケースがほとんどです。予防の基本は手洗い・うがい。食事の前やトイレの後などには、石けん(できれば液体石け ん)でしっかり手を洗いましょう。また、うがいにも心がけましょう。基本的に新型インフルエンザ対策の手洗い・うがいと同じです。

ノロウイルスに汚染された食品を食べることでも感染することがあります。食品は十分に加熱(食品の中心温度85℃、1分以上加熱)するようにしましょう。下痢等の症状のある人は、調理しないようにしましょう。

<患者の嘔吐物等の処理>
ノ ロウイルスに感染した患者さんや動物の嘔吐物や便を処理する場合は、直接触れないように使い捨てのビニール手袋などを利用しましょう。また、嘔吐物等が周 囲に広がらないように注意する必要があります。ペット用の糞尿取りシートの吸収面を嘔吐物等の方に向け覆いかぶせ、包み込むようにして嘔吐物等を取り除 き、そのままビニール袋に入れてしっかり封をする。その後0.1%次亜塩素酸(ハイタ―等)で、床面等をふき取るようにするとよいかもしれません。また感 染者が直接手で触れるような場所(ドアノブ、水道の蛇口)なども消毒するとよいでしょう。処理の後には、手洗い・うがいをお忘れなく。

なお、詳細は以下の参考資料をご覧ください。

<参考資料>
 1) 広島県福山市保健所ノロウイルス対応間マニュアル
  家庭編
   http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/seikatsueisei/shokuhin/noro-manual-home.pdf

  家庭でできる消毒薬の作り方

  http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/seikatsueisei/shokuhin/noro%20shoudoku.pdf

  施設編 (学校、保育所、社会福祉施設等)
   http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/seikatsueisei/shokuhin/noro-manual-sisetu.pdf

2) 厚生労働省

  ノロウイルスQ&A

   http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html


(文:Air星人)

2010-1-25 17:25 上手な医者のかかり方10箇条

上手な医者のかかり方10箇条

その一  伝えたいことはメモして準備
その二  対話の始まりは挨拶から
その三  よりよい関係づくりはあなたにも責任が
その四  自覚症状と病歴はあなたの伝える大切な情報
その五  これからの見通しを聞きましょう
その六  その後の変化も伝える努力を
その七  大事なことはメモをとって確認
その八  納得できないときは何度でも質問
その九  治療効果を上げる為、お互いに理解が必要
その十  よく相談し、治療方法を決めましょう 


(厚生労働省研究班)

厚生省研究班作成とあるので、随分古い資料になる(厚生省が労働省と合体し、厚生労働省となったのは2001年。それ以前の資料だから 少なくとも9年以上前)。しかし、医師に診察を受ける際の注意点として気に留めておくとよいのではないだろうか。

電 話等による患者さんからの相談、その多くが、治療内容や薬の副作用などに関するもの。しばらく話を聞いていると、時々、「医師あるいは薬剤師がちゃんと説 明してくれなかった」といった言葉が聞かれる。逆に、薬剤師に問うてみると、「説明はしっかりしましたよ・・・。」といった答えが返ってくる。どうやら、 医師や薬剤師と患者さんとの間で、食い違いが生じてしまっていることがあるようだ。

その理由として、医師や薬剤師が、口早に、そして難し い専門用語等を交えて説明してしまっていることにあるのかもしれない、あるいは、時間に追われて、なかなか患者さんの要望に応えられていないこともあるの かもしれない。逆に患者さんの方は、医師等に遠慮して、聞き洩らした事や分かりにくかった点等についてしっかりと確認できなかったこと等もあるのかもしれ ない。

十分な説明を受けることは患者さんの権利。一方、患者さんに十分に理解した上で納得していただけるように説明することは医師や薬剤師の義務。お互いに理解し合いよりよい医療を実現するために、医師、薬剤師はもう少し患者さんの方に歩み寄る必要があるのかもしれない。

外来の時間帯はとても忙しいので、医師や薬剤師の対応が不十分になってしまうこともあります。じっくり相談したい場合は、医師や薬剤師の都合のよい時間を聞いておいて、改めて相談するとよいかもしれません。


文:Air星人

2009-12-18 10:49 ソフトコンタクトレンズを正しく使いましょう

ソフトコンタクトレンズを正しく使いましょう

現在、日本では1500万人がコンタクトレンズを使用しているとされています。その内、 7~10%の人に眼の障害が発生していると推定されています。コンタクトレンズによる眼障害の最も重篤なものの一つに角膜感染症があります。その原因とな るものとしては、細菌、真菌、アカントアメーバ―などがあります。最近特にアカントアメーバによる角膜感染症が増加しています。

 アカン トアメーバ―による角膜感染症は難治性で、症状としては、充血、視力障害、強い眼痛などがあり、場合によっては失明に至ることがあります。アカントアメー バ―角膜感染症に罹った人の85~90%はコンタクトレンズを使用しており、その内ソフトコンタクトレンズを使用しているケースが85~95%を占めると されています。コンタクトレンズによる角膜感染症を予防するためには、コンタクトレンズの使用法とケア法をしっかりと守ることが必要になってきます。

 平成21年12月16日、独立行政法人国民生活センターから「ソフトコンタクトレンズ用消毒剤のアカントアメーバに対する消毒性能-使用実態調査も踏まえて-」が発表されました。 

  http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20091216_1.html

 報告書には、ソフトコンタクトレンズ用消毒剤のみでは角膜感染症の原因となるアカントアメーバを完全には消毒できないこと、また適切な方法でケアを行っていない場合ソフトコンタクトレンズのアカントアメーバ汚染率が高い傾向であったこと等が記載されています。

 角膜感染症等の発症を防止するために、ソフトコンタクトレンズの正しい使用方法・ケア方法を是非守るようにしてください。また、定期的に専門医のいる医療機関で検査を受け、眼とレンズの状態をチェックしてもらうように心掛けてください。

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日本コンタクトレンズ協会へのリンク

コンタクトレンズの使用方法

http://www.jcla.gr.jp/info/info_e.html

ソフトコンタクトレンズのケア

http://www.jcla.gr.jp/info/info_c02.html

ハードコンタクトレンズのケア

http://www.jcla.gr.jp/info/info_c01.html



(Air星人)

2009-12-17 11:18 発熱したお子さんを見守るポイント

新型インフルエンザ、その罹患者の多くは20歳以下。
全国的にやや患者数が減ってきているとは言え、まだまだ油断できません。

小さなお子さんが高熱にうなされていると、親としては一刻でも早く病院にかかり治療をしてもらいたい、そう思ってしまいます。

いざ病院に行ったけれど、インフルエンザ検査キットが品切れで検査がしてもらえない、あるいは検査結果が陰性で抗インフルエンザ薬が処方してもらえず、解熱剤だけが処方されるといったことも現実にはあります。

子供が高熱を発した時、どこにポイントをおいて緊急性などを判断すればよいのか。

それがわかれば、親としても少し余裕を持って対応することが可能になるのではないでしょうか。

今回、厚生労働省のホームページに掲載された資料が参考になります。

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*発熱したお子さんを見守るポイント* (厚生労働省パンフレットから引用、一部改変)

こんな症状を認めたらもう一度受診しましょう

  新型インフルエンザであっても、ほとんどのお子さんは季節性インフルエンザと同様に、3日から5日間発熱が続いた後に自然に治ります。しかし、まれに急性 脳症、心筋炎、肺炎を合併したり、脱水を起こすことがあります。そこで、自宅で療養するときには、お子さんをひとりにせず、次に示すような症状に気をつけ て定期的に状態を見守るようにしましょう。

次のような症状を認める場合は、なるべく早く医療機関で診察を受けましょう。

*新型インフルエンザ症状チェックポイント

 □ 手足を突っ張る、がくがくする、眼が上を向くなど、けいれんの症状がある。

 □ ぼんやりしていて視線が合わない、呼びかけに答えない、眠ってばかりいるなど、意識障害の症状がある。

 □ 意味不明な事を言う、走り回るなど、いつもと違う異常な言動がある。

 □ 顔色が悪い(土気色、青白い)。唇が紫色をしている(チアノーゼ)。

 □ 呼吸が速く(1分回に60回以上)、息苦しそうにしている。

 □ ゼーゼーする、肩で呼吸をする、全身を使って呼吸をするといった症状がある。

 □ 「呼吸が苦しい」、「胸が痛い」と訴える。

 □ 水分が取れす、半日以上おしっこが出ていない。

 □ 嘔吐や下痢が頻回にみられる。

 □ 元気がなく、ぐったりしている。

 *ここに挙げた症状以外でも、いつもと様子がちがっていて心配な場合には、かかりつけの医師等の医療機関に相談してください。

 上記のような点に注意すれば、新型インフルエンザは、家庭で特別な対応をしなければならない病気ではありません、周囲への感染防止に配慮しながら、発熱したお子さんをいつものように家庭で見守ってあげてください。

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<厚生労働省>

発熱したお子さんを見守るポイント(保護者向けポスター、PDF:429KB)

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/pdf/parents_poster01.pdf

発熱したお子さんを見守るポイント(保護者向けパンフレット、PDF:622KB)

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/pdf/parents_pamphlet01.pdf


(Air星人)

2009-9-30 8:30 楽しいダンスで手洗いマスター

音楽に合わせて楽しくダンス 10月15日は、手洗いの日 ユニセフが、世界手洗いダンスをホームページで紹介しています ご家族で一緒にダンスをしながら 正しい手洗いの方法をマスター インフルエンザだけでなく、色々な感染症予防に役立ちます さあ、ごいっしょに http://handwashing.jp/ 日本語バージョン、英語バージョンがあります ダンス映像のダウンロードはこちらへ http://www.unicef.or.jp/handwashing/dl/moviedl.html

2009-9-2 13:36 インフルエンザ脳症に注意 自己判断で解熱剤を使用しないで

自己判断で安易に解熱剤を使用しないでください

医師または薬剤師に相談を


新型インフルエンザにより、インフルエンザ脳症が発症することがあります。

次のような症状が見られた場合は、インフルエンザ脳症の早期の症状かもしれません。

保護者の方は、お子さんの様子に注意し、疑わしい症状がみられた場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。

<インフルエンザ脳症が疑われる症状>

インフルエンザ様症状(発熱等)に加え、

A 呼びかけに答えないなど意識レベルの低下が見られる
B 痙攣重積*及び痙攣後の意識障害が持続する
C 意味不明の言動が見られる。


*痙攣重積とは、痙攣発作が30 分以上持続した状態や痙攣発作を繰り返し30 分以上意識が完全回復しない状態です。

強い解熱剤(例:ボルタレン、ポンタールおよびこれらと同様の成分の入っているもの)は、インフルエンザ脳症の予後を悪化させることがあります。自己判断での安易な使用は止め、必ずかかりつけの医師または薬剤師に相談しましょう。


(Air星人)

2009-8-27 9:05 妊婦さん・授乳婦さん新型インフルエンザQ&A 9/7改定

*インフルエンザかな?症状のある方へ
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/inful_what.html

*新型インフルエンザの予防対策10ヶ条(鹿児島県)
http://www.pref.kagoshima.jp/kenko-fukushi/kenko-iryo/kansen/new/influ10jyou.html

*新型インフルエンザへの対応の変更について(鹿児島県)
http://www.pref.kagoshima.jp/kenko-fukushi/kenko-iryo/kansen/new/butainful1.html

 *受診手順 「基礎疾患のない方」

http://www.city.kagoshima.lg.jp/var/rev0/0014/9941/http___www.mhlw.go.jp_kinkyu_...urei_2009_07_dl_h0709-01a.pdf
 
 *受診手順 「基礎疾患(喘息、糖尿病、透析など)のある方」
http://www.city.kagoshima.lg.jp/var/rev0/0014/9942/http___www.mhlw.go.jp_kinkyu_...urei_2009_07_dl_h0709-02a.pdf

 *受診手順 「妊婦さん」
http://www.city.kagoshima.lg.jp/var/rev0/0014/9943/http___www.mhlw.go.jp_kinkyu_...urei_2009_07_dl_h0709-03a.pdf


************************************************

妊婦さん・授乳婦さんに対しての新型インフルエンザQ&Aが9月7日に改訂されましたので紹介します。
なお、厚生労働省の次のホームページに関連情報が掲載されていますので参考にしてください。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/info_qa.html


妊娠している婦人もしくは授乳中の婦人に対しての
新型インフルエンザ(H1N1)感染に対する対応Q&A (一般の方対象)


平成21 年9 月7 日

社団法人 日本産科婦人科学会

Q1: 妊娠している人は一般の妊娠していない人に比べて新型インフルエンザに感染した場合、症状が重くなるのでしょうか?
A1: 妊婦は肺炎などを合併しやすく、基礎疾患がある方と同様に重症化しやすいことが明らかとなりました。

Q2: 妊婦が新型インフルエンザワクチンを受けても大丈夫でしょうか?
A2: 安全かつ有効であると考えられています。季節性インフルエンザワクチンに関しては米国では長い歴史があり、安全性と有効性が証明されています。米国では毎 年、約60 万人の妊婦さんが季節性インフルエンザワクチン接種を受けていますが、大きな問題は起こっておりません。妊娠中にワクチン接種を受けた母親からの赤ちゃん についても有害事象は観察されていません。新型インフルエンザワクチンも季節性インフルエンザワクチンと同様な方法で作られているので同様に安全と考えら れています。ワクチンを受けることによる利益と損失(副作用など)を考えた場合、利益のほうがはるかに大きいと世界保健機構(WHO)も考えており、妊婦 に対する新型インフルエンザワクチン接種を推奨しています。
また、ワクチンを受けるということは「自分を守る」とともに、「まわりの人を守る」ことにつながります(妊娠中にワクチンを受けると出生した赤ちゃんも数ヶ月間インフルエンザになりにくいことが証明されています)。

Q3:妊婦にインフルエンザ様症状(38℃以上の発熱と鼻汁や鼻がつまった症状、のどの痛み、咳)が出た場合、どのようにすればよいでしょうか?
A3: インフルエンザであった場合、症状発現後48 時間以内の抗インフルエンザ薬(タミフル)服用開始が重症化防止に最も効果があります。予め医療機関に電話をして早期に受診し、タミフルによる治療を受け ます。この際、他の健康な妊婦や褥婦への感染を予防するために、かかりつけ産婦人科医を直接受診することは極力避け、地域の一般病院受診をお勧めします。 あらかじめ受診する病院を決めておくと安心です。もし、一般病院での受診が困難な場合には、かかりつけ産婦人科医が対応します。この際にも事前に電話をし て受診します。これは他の妊婦への接触を避けるために非常に重要な注意点になります。当然ですが、産科的問題(切迫流・早産様症状、破水、陣痛発来、分娩 など)に関しては、新型インフルエンザが疑われる場合であっても、重症でない限り、かかりつけ産婦人科施設が対応します。いずれの病院へ受診する際にもマ スク着用での受診をお勧めします。これは他の健康な方に感染させないための重要なエチケットとなります。
新型インフルエンザであっても簡易検査で はしばしばA 型陰性の結果が出ることに注意が必要です。周囲の状況(その地域で新型インフルエンザが流行しているなど)から新型インフルエンザが疑われる場合には、簡 易検査結果いかんにかかわらずタミフルの服用をお勧めします。妊婦は基礎疾患がある方と同様に重症化しやすいことが明らかとなったために、このようなお勧 めをしています。

Q4: 妊婦の新型インフルエンザ感染が確認された場合の対応はどうしたらいいでしょうか?
A4: ただちに抗インフルエンザ薬(タミフル、75mg 錠を1 日2 回、5 日間)を服用するよう、お勧めします。

Q5: 妊娠した女性が新型インフルエンザ感染者と濃厚接触(ごく近くにいたり、閉ざされた部屋に同席した場合)した場合の対応はどうしたらいいでしょうか?
A5: 抗インフルエンザ薬(タミフル、あるいはリレンザ)服用(予防目的)をお勧めします。

Q6: 抗インフルエンザ薬(タミフル、リレンザ)はお腹の中の赤ちゃんに大きな異常を引
き起こすことはないのでしょうか?
A6: 2007 年の米国疾病予防局ガイドラインには「抗インフルエンザ薬を投与された妊婦および出生した赤ちゃんに有害な副作用(有害事象)の報告はない」との記載があります。
また、これら薬剤服用による利益は、可能性のある薬剤副作用より大きいと考えられています。催奇形性(薬が奇形の原因になること)に関して、タミフルは安全であることが最近報告されました。

Q7: 抗インフルエンザ薬(タミフル、リレンザ)の予防投与(インフルエンザ発症前)と治療投与(インフルエンザ発症後)で投与量や投与期間に違いがあるのでしょうか?
A7: 米国疾病予防局の推奨
http://www.cdc.gov/h1n1flu/recommendations.htm) では以下のようになっていますので、日本でも同様な投与方法が推奨されています。

1.タミフルの場合
予防投与:75mg 錠 1 日1 錠(計75mg)
治療のための投与:75mg 錠 1 日2 回(計150mg)5 日間
なお、日本の2008 年Drugs in Japan によれば、治療には上記量を5 日間投与、予防には上記量を7 日~10 日間投与となっています。

2.リレンザの場合
予防投与:10mg を1 日1 回吸入(計10mg)
治療のための投与:10mg を1 日2 回吸入(計20mg)
なお、日本の2008 年Drugs in Japan によれば、治療には上記量を5 日間吸入、予防には上記量を10 日間吸入となっています。

Q8: 予防投与の場合、予防効果はどの程度持続するのでしょうか?
A8: タミフル、リレンザともに2008 年Drugs in Japan によれば、これらを連続して服用している期間のみ予防効果ありとされています。

Q9: 予防投与した場合、健康保険は適応されるのでしょうか?
A9: 予防投与は原則として自己負担となりますが、自治体の判断で自己負担分が公費負担となる場合があります。

Q10: 感染している(感染した)母親が授乳することは可能でしょうか?
A10: 母乳を介した新型インフルエンザ感染の可能性は現在のところ知られていません。したがって、母乳は安全と考えられます。しかし、母親が直接授乳や児のケアを行うためには以下の3 条件がそろっていることが必要です。

1)タミフルあるいはリレンザを2 日間以上服用していること
2)熱が下がって平熱となっていること
3)咳や、鼻水が殆どないこと

こ れら3 条件を満たした場合、直接授乳することや児と接触することができます。ただし、児と接触する前に手をよく洗い、清潔な服に着替えて(あるいはガウンを着用 し)、マスクを着用します。また、接触中は咳をしないよう努力することをお勧めします。上記3 条件を満たしていない間は、母児は可能なかぎり別室とし、搾乳した母乳を健康な第三者が児に与えることをお勧めします。このような児への感染予防行為は発 症後7~10 日間にわたって続けることが必要です。発症後7 日以上経過し、熱がなく症状がない場合、他人に感染させる可能性は低い(まったくなくなったわけではない)と考えられていますので通常に近い母児接触が可 能となります。

本件Q&A 改定経緯:
初版 平成21 年5 月19 日
2 版 平成21 年6 月19 日
3 版 平成21 年8 月4 日
4 版 平成21 年8 月25 日
5 版 平成21 年9 月7 日

(Air星人)

2009-8-20 14:00 新型インフルエンザ予防。私たちにできること! 

インフルエンザ予防

*インフルエンザかな?症状のある方へ
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/inful_what.html

*新型インフルエンザの予防対策10ヶ条(鹿児島県)
http://www.pref.kagoshima.jp/kenko-fukushi/kenko-iryo/kansen/new/influ10jyou.html

*新型インフルエンザへの対応の変更について(鹿児島県)
http://www.pref.kagoshima.jp/kenko-fukushi/kenko-iryo/kansen/new/butainful1.html

 *受診手順 「基礎疾患のない方」

http://www.city.kagoshima.lg.jp/var/rev0/0014/9941/http___www.mhlw.go.jp_kinkyu_...urei_2009_07_dl_h0709-01a.pdf
 
 *受診手順 「基礎疾患(喘息、糖尿病、透析など)のある方」
http://www.city.kagoshima.lg.jp/var/rev0/0014/9942/http___www.mhlw.go.jp_kinkyu_...urei_2009_07_dl_h0709-02a.pdf

 *受診手順 「妊婦さん」
http://www.city.kagoshima.lg.jp/var/rev0/0014/9943/http___www.mhlw.go.jp_kinkyu_...urei_2009_07_dl_h0709-03a.pdf

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 新型インフルエンザ国内発生。その第一報が聞かれた途端、マスクが、品切れ状態。一種のパニックが日本を襲った。挙句の果てに、1パック50枚数百円のマスクが、一万円近くで、インターネットオークションにて取引される始末。
 そうこうするうちに、それこそパニック状態であった厚生労働省の対応も、正確な情報収集と評価がなされ次第に落ち着き、さらに加熱し過ぎた報道も幾分冷静さを取り戻し、ようやく平静になりかけようとしていた。
  が、ここに来て俄かに新型インフルエンザ発生の報告が増え始めた。再び、新型インフルエンザ感染者情報がメディアに登場し始めた。鹿児島県内の中学校、高 等学校、種々施設、医療機関等での集団感染の報告もちらほらと聞かれる。相撲巡業力士の感染、プロ野球選手の感染、TV画面にはマスク姿の観戦者が目につ く。今日もまた、県内で4件の集団発生が報じられていた。感染が爆発的に拡がろうとしている。そんな中、沖縄では、初の死亡例が報告された。神戸でも国内 2例目の死亡報告、さらに名古屋でも。
 夏休み。観光、帰省、クラブ活動の遠征、夏期講習と普段に増して人の動きが活発にそして広範になった。楽 しみを求め、不特定多数の人が出入りする施設への出入り頻度も増したに違いない。それらのことが、感染者が増え始めた一因かもしれない。今回の新型インフ ルエンザ、どうやら感染は気温に影響されないよう、あるいは、暑さゆえの空調、換気の怠りが仇に、その辺りはさだかでない。
 2学期が始まると感染がさらに急速に拡がるのではとの見方も出ている。さらに冬に向け、季節性インフルエンザの流行。それに相まっての新型インフルエンザの流行も懸念される。

  いったいどうやってインフルエンザ感染を防げばよいのか。玄関先への消毒薬の配置、それだけでは、防ぎようがない。確かに消毒薬(消毒用アルコール等)は インフルエンザウイルスに有効である。しかし、正しく利用されてこそ初めて有効になる。そのためには、まず、子供から大人まで全ての人が感染予防の基礎的 な知識を学び、実行する必要がある。それにより、インフルエンザに限らず、ノロウイルス、ロタウイルスなどの感染とその拡大をも予防することができるよう になる。

<感染成立の3要素>

   要素1: 感染源(感染した人や動物、その排泄物や環境・・・・病原体)
   要素2: 感染経路
   要素3: 感染を受けやすい人(抵抗力の弱い人、高齢者・乳幼児・免疫力等の低下する可能性のあ
        る病気にかかっている人等)

全ての要素がそろったときに感染が成立する。

<感染予防対策>

感染症を防ぐには、3要素全てに対しての対策が必要。

対策1: 感染源の排除

  病原体(細菌(腸管出血性大腸菌O157、赤痢、コレラなど)、ウイルス(インフルエンザ・風邪、肝炎(A~E)など)、その他(疥癬、白癬など))やそ れらが増殖・拡散するような環境を排除することは言うまでもないが、感染症にかかった人、それ自体が感染源となることを忘れてはいけない。
 例え ばインフルエンザにかかった場合、仕事があるから、勉強があるから、etc.と理由に完全に回復しない状態で会社や学校に行ってしまうと、周囲の人に感染 を拡大してしまうことになる。のどの痛みや鼻水、発熱などインフルエンザと疑わしき症状がある場合は、無理して職場や学校などに出かけるのではなく、早め に医療機関を受診するようにする。本人だけでなく、家族や知人の協力も必要。

対策2: 感染経路の遮断 
 
 感染源(病原体)を、「持ち込まない」・「拡げない」・「持ち出さない」ことが重要。特に抵抗力の低い乳幼児・高齢者・抵抗力が低下する可能性のある病気にかかっている人等の施設では、感染経路を遮断することが最も効果的。
 感染症の主な感染経路としては、空気感染、飛沫感染、接触感染、経口感染、血液感染などが知られている。

   空気感染: 
    水分が蒸発した飛沫(エアロゾル)が飛沫核(直径5μm以下)となって空中に浮遊し、それを吸い
    込むことで感染
  代表的な疾患:結核、麻疹(はしか)、水痘など

   飛沫感染:
    会話やくしゃみ・咳などをしたときのしぶき(飛沫:直径5μm以上)を吸入して感染。
    飛沫は1メートル以内の距離を飛んで床に落下する。
      代表的な疾患:風邪、インフルエンザ、レジオネラなど

   接触感染:
    皮膚や粘膜に付着した病原体が手指や被服などを介して感染
      代表的な疾患:MRSA、疥癬

   経口感染:
    病原体に汚染された水や食べ物、手指などが口に入ることで感染
      代表的な疾患:腸管出血性大腸菌感染症(O157 等)、ノロウイルス、A型肝炎、赤痢、
        食中毒など

   血液感染:
    血液の中の病原体が注射や傷口への接触などにより、体内に入ることで感染
      代表的な疾患:B型肝炎、C型肝炎、エイズなど

 インフルエンザの感染経路は、主に飛沫感染であり、その他の感染経路として接触感染なども考えられる。
 飛沫感染を防ぐために、咳が出る場合などは、マスク(できれば不織布でできたもの)を着用し唾等が周囲に飛び散らないようする必要がある。
 また、接触感染を防ぐために、ドアノブ等多数の人が手に触れる可能性のある物を消毒したり、手洗いを励行する等も必要になる。

  咳エチケット(厚生労働省)


   ○ 咳・くしゃみが出たら、他の人にうつさないためにマスクを着用しましょう。
     マスクをもっていない場合は、ティッシュなどで口と鼻を押さえ、他の人から顔をそむけて
     1m以上離れましょう。
   ○ 鼻汁・痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨てましょう。
   ○ 咳をしている人にマスクの着用をお願いしましょう。
  
    ※咳エチケット用のマスクは、薬局やコンビニエンスストア等で市販されている
     不織布(ふしょくふ)製マスクの使用が推奨されます。
     N95マスク等のより密閉性の高いマスクは適していません。
    ※一方、マスクを着用しているからといって、ウイルスの吸入を完全に予防できるわけでは
     ありません。
    ※マスクの装着は説明書をよく読んで、正しく着用しましょう。

     正しいマスクの使い方(MBC放送)
     http://www.mbc.co.jp/tv/news_now/inful/index.html


 換気もお忘れなく

   暑さのあまり、寒さのあまり、あるいは騒音が気になるから等、ついつい窓を閉め切りエアコンのスイッチを入れてしまいます。大勢の人がそのように閉め 切った空間にいると、インフルエンザに感染する可能性が高くなります。可能であれば、こまめに換気することも感染予防に役立ちます。学校等の教室などもこ まめな換気をお勧めします。


 さらに、個人の範囲で対応できる感染経路の遮断として、標準予防策(スタンダード・プレコーション)が重要。スタンダード・プレコーションは、自身を感染症から守る方法であると共に感染症を拡げないための基本的な方法。その基本は、手洗い、うがい、消毒。それゆえ、新型インフルエンザの予防に関して、TV等を通じて繰り返し、手洗い、うがいが、予防法として紹介される。
 手洗い、うがいはいざ実行しようとしても、なかなか効果的な実行が不可能。普段からの習慣付けるように心がけるとともに、消毒薬知識などと合わせた指導(教育)が求められる。

*手洗いの方法*

 感染症が流行っている場合の手洗いは、通常の石鹸と流水による手洗いに加え、手洗い後に消毒薬(消毒用エタノールなど)を利用する衛生的手洗いを実行する。

   参考:厚生労働省、高齢者介護施設における感染対策マニュアル
      http://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/osirase/tp0628-1/dl/0.pdf
      (手洗い以外にも色々な参考になると思います)

  ○ 手洗いのタイミング

     ・帰宅時
     ・食事の前
     ・トイレの使用後 (おむつの交換後)
     ・咳やくしゃみの後
     ・汚れたものを触った後、など


*うがいの方法

 通常は水道水による「うがい」で十分だが、必要に応じて消毒薬を用いる。

   1.うがい液(又は水道水)を口に含む。唇を閉じ、ほっぺたの筋肉を動かし、
    「クチュクチュ」と口の中を洗う。
   2.上を向いて、「オオオ…」と声を出し喉(のど)を洗う。
   3.冷たいうがい液(又は水道水)が、口の中で温かく感じられてきたら吐き出す。
   4.(1)~(3)を数回繰り返す。

 インフルエンザの流行期間中は、殺菌力の強いヨウ素系うがい薬を利用するとより効果的と考えられる。身近で感染が流行している時等、比較的短期間に限り使用する。
なお、ヨウ素系うがい薬には、独特な味や刺激がある。また、ヨウ素アレルギーの場合は使用しない。

   ○うがいのタイミング
    ・帰宅した時
    ・人混みから出た後
    ・喉(のど)が乾燥した時
    ・喉(のど)の調子が悪い時
    ・空気が乾燥している時
    ・静養している人がいる部屋に入る時
など。


*消毒薬

 病原体の種類によって消毒薬の効力が変わってくる。それぞれの病原体に最も有効な消毒薬を使用する必要がある。
 インフルエンザウイルスには、消毒用アルコール(消毒用エタノール、70vol%イソプロパノール)が有効であるが、ノロウイルスに対して効果は弱い。

    ○インフルエンザ流行時の消毒の対象と使用する消毒薬

      機 材:
        80℃、10 分間の熱水消毒
        0.05~0.5% (500~5,000ppm) 次亜塩素酸ナトリウムで清拭又は30分間浸漬
        2~3.5%グルタラールに30 分間浸漬
        0.55%フタラールに30 分間浸漬
        0.3%過酢酸に10 分間浸漬
        70%イソプロパノール又は消毒用アルコールで清拭・浸漬

      環 境:
        0.05~0.5% (500~5,000ppm) 次亜塩素酸ナトリウムで清拭
        70%イソプロパノール又は消毒用アルコールで清拭

      手指消毒:
       速乾性擦式消毒用アルコール製剤または70%イソプロパノール又は消毒用アルコール

  消毒薬の種類や使用方法については、お近くの薬局などの薬剤師にお尋ねください。

  参考:吉田製薬、消毒薬テキスト
       http://www.yoshida-pharm.com/text/


対策3: 人間の抵抗力の向上

 感染が成立するには、体に侵入してきた病原体の量・毒性の強さ、その病原体に対する抵抗力(免疫)が関係してくる。
 栄養状態を良好に保ち、疲れた場合は適度に休養をとる等し、普段から体調管理に心がけることは言うまでもない。それに加え、必要な予防接種などを受ける等も必要になる。
今回の新型インフルエンザに対するワクチンも生産されているようだが、残念ながらその供給量は十分ではなさそうである。抵抗力の弱い人、感染による重症化のリスクの高い人などに優先的に使用されることになるのではないだろうか。


感染症防止の基本は、感染源(病原体)を、「持ち込まない」・「拡げない」・「持ち出さない」こと。

体調管理、手洗い、うがい、適切な消毒薬やマスク等の使用、咳エチケット、換気等、個人でできることには、積極的に取り組みましょう!!


<参考>

鹿児島県:

*新型インフルエンザの予防対策10ヶ条(鹿児島県)
http://www.pref.kagoshima.jp/kenko-fukushi/kenko-iryo/kansen/new/influ10jyou.html

*新型インフルエンザへの対応の変更について(鹿児島県)
http://www.pref.kagoshima.jp/kenko-fukushi/kenko-iryo/kansen/new/butainful1.html


厚生労働省:

*インフルエンザかな?症状のある方へ
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/inful_what.html

インフルエンザの基礎知識
http://www.mhlw.go.jp/bunya/iyakuhin/file/dl/File01.pdf

新型インフルエンザから身を守る 知っておきたい感染予防策
http://www.youtube.com/watch?v=WNQ7Y9d4D4k&feature=channel

事業所・職場における新型インフルエンザ対策ガイドライン
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/pdf/09-11.pdf

新型インフルエンザに関するQ&A
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/info_qa.html

都道府県における新型インフルエンザ窓口
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/090430-02.html

(Air星人)    只今、書きかけです。

2009-8-19 10:59 夏、食中毒の季節です。食中毒に罹らないために

夏、食中毒の季節です。
気温が高く、食品に付着していた細菌が増殖しやすくなっています。
ついつい、料理などを室温にしばらく放って置いたといった経験はありませんか?
それらを口にすると・・・運が悪ければ、細菌による食中毒になってしまう危険性があります。
食中毒にならないためにも、「食中毒予防の三原則」をしっかり身につけ、食品の保存や調理方法などに注意する必要があります。


** 食中毒予防の三原則 **

食中毒予防の三原則は、

食中毒の原因となる細菌を「付けない、増やさない、殺す」

です。

** 食中毒を予防するための6つのポイント **


 厚生労働省 「食中毒に関する情報」ホームページ (乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドラインなどの情報も掲載されています)からの引用、一部改変

http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/index.html

「食中毒を予防するための6つのポイント」は、食中毒予防の三原則から成っています。これらのポイントをきちんと行い、家庭から食中毒をなくしましょう。

食中毒は簡単な予防方法をきちんと守れば予防できます。

注意!!

食中毒による嘔吐、下痢の場合、自己判断で、吐き気止めや下痢止めを使用するとかえって具合が悪くなってしまうことがあります。
もし、食品を口にして、お腹が痛くなったり、下痢をしたり、気持ちが悪くなったりしたら、かかりつけの医師に相談しましょう。



食中毒を予防するための6つのポイント

ポイント 1 食品の購入
* 肉、魚、野菜などの生鮮食品は新鮮な物を購入しましょう。
* 表示のある食品は、消費期限などを確認し、購入しましょう。
* 購入した食品は、肉汁や魚などの水分がもれないようにビニール 袋などにそれぞれ分けて包み、
  持ち帰りましょう。
* 特に、生鮮食品などのように冷蔵や冷凍などの温度管理の必要な 食品の購入は、買い物の最後にし、
  購入したら寄り道せず、まっ すぐ持ち帰るようにしましょう。

ポイント 2 家庭での保存
* 冷蔵や冷凍の必要な食品は、持ち帰ったら、すぐに冷蔵庫や冷 凍庫に入れましょう。
* 冷蔵庫や冷凍庫の詰めすぎに注意しましょう。めやすは、7割 程度です。
* 冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は、-15℃以下に維持すること がめやすです。
  温度計を使って温度を計ると、より庫内温度の管理が正確になります。
  細菌の多くは、10℃では増殖がゆっくりとなり、-15℃では増殖が停止しています。
  しかし、細菌が死ぬわけではありません。
  早めに使いきるようにしましょう。
* 肉や魚などは、ビニール袋や容器に入れ、冷蔵庫の中の他の食 品に肉汁などがかからないように
  しましょう。
* 肉、魚、卵などを取り扱う時は、取り扱う前と後に必ず手指を 洗いましょう。
  せっけんを使い洗った後、流水で十分に洗い流すことが大切です。
  簡単なことですが、細菌汚染を防ぐ良い方法です。
* 食品を流し台の下に保存する場合は、水漏れなどに注意しまし ょう。
  また、直接床に置いたりしてはいけません。

ポイント 3 下準備
* 台所を見渡してみましょう。
  ゴミは捨ててありますか?
  タオルや布巾(ふきん)は清潔なものと交換してありますか?
  せっけんは用意してありますか?
  調理台の上はかたづけて広く使えるようになっていますか?
  もう一度、チェックをしましょう。
* 井戸水を使用している家庭では、水質に十分注意してください。
* 手を洗いましょう。
* 生の肉、魚、卵を取り扱った後には、また、手を洗いましょう。
  途中で動物に触ったり、トイレに行ったり、おむつを交換し たり、鼻をかんだりした後の
  手洗いも大切です。
* 肉や魚などの汁が、果物やサラダなど生で食べる物や調理の済んだ食品にかからないように
  しましょう。
* 生の肉や魚を切った後、洗わずにその包丁やまな板で、果物や野菜 など生で食べる食品や調理の
  終わった食品を切ることはやめましょう。
  洗ってから熱湯をかけた後使うことが大切です。
  包丁やまな板は、肉用、魚用、野菜用と別々にそろえて、使い分けるとさらに安全です。
* ラップしてある野菜やカット野菜もよく洗いましょう。
* 冷凍食品など凍結している食品を調理台に放置したまま解凍するのはやめましょう。
  室温で解凍すると、食中毒菌が増える場合があります。
  解凍は冷蔵庫の中や電子レンジで行いましょう。
  また、水を使って解凍する場合には、気密性の容器に入れ、流水を使います。
* 料理に使う分だけ解凍し、解凍が終わったらすぐ調理しましょう。
  解凍した食品をやっぱり使わないからといって、冷凍や解凍を繰り 返すのは危険です。
  冷凍や解凍を繰り返すと食中毒菌が増殖したりする場合もあります。
* 包丁、食器、まな板、布巾(ふきん)、たわし、スポンジなどは、使った後 すぐに、
  洗剤と流水で良く洗いましょう。
  布巾(ふきん)のよごれがひどい時には、清潔なものと交換しましょう。
  漂白剤に1晩つけ込むと消 毒効果があります。
  包丁、食器、まな板などは、洗った後、熱湯をかけたりすると消毒 効果があります。
  たわしやスポンジは、煮沸すればなお確かです。

ポイント 4 調理
* 調理を始める前にもう一度、台所を見渡してみましょう。
  下準備で台所がよごれていませんか?
  タオルや布巾(ふきん)は乾いて清潔なものと交換しましょう。
  そして、手を洗いましょう。
* 加熱して調理する食品は十分に加熱しましょう。
  加熱を十分に行うことで、もし、食中毒菌がいたとしても殺すことができます。
  めやすは、中心部の温度が75℃で1分間以上加熱することです。
* 料理を途中でやめてそのまま室温に放置すると、細菌が食品に付いたり、増えたりします。
  途中でやめるような時は、冷蔵庫に入れましょう。
  再び調理をするときは、十分に加熱しましょう。
* 電子レンジを使う場合は、電子レンジ用の容器、ふたを使い、調理時間に気を付け、
  熱の伝わりにくい物は、時々かき混ぜることも必要です。

ポイント 5 食事
* 食卓に付く前に手を洗いましょう。
* 清潔な手で、清潔な器具を使い、清潔な食器に盛りつけましょう。
* 温かく食べる料理は常に温かく、冷やして食べる料理は常に冷たくしておきましょう。
  めやすは、温かい料理は65℃以上、冷やして食べる料理は10℃以下です。
* 調理前の食品や調理後の食品は、室温に長く放置してはいけません。
  例えば、O157(腸管出血性大腸菌)は室温でも15~20分で2倍に増えます。

ポイント 6 残った食品
* 残った食品を扱う前にも手を洗いましょう。
  残った食品はきれいな器具、皿を使って保存しましょう。
* 残った食品は早く冷えるように浅い容器に小分けして保存しましょう。
* 時間が経ち過ぎたら、思い切って捨てましょう。
* 残った食品を温め直す時も十分に加熱しましょう。
  めやすは75℃以上です。
  味噌汁やスープなどは沸騰するまで加熱しましょう。
* ちょっとでも怪しいと思ったら、食べずに捨てましょう。
  口に入れるのは、やめましょう。


(Air星人)

2009-7-17 8:43 熱中症にご用心

どうやら全国的に梅雨明けを迎えたよう

いよいよ夏本番

レジャーに、クラブ活動、戸外の活動はもとより

暑い部屋の中

くれぐれも熱中週にご用心

とりわけ高齢の方、小さいお子さんなどは脱水の影響が出やすいのでなおさら注意

体調のすぐれないときは無理せず、計画の変更や休憩を

そして、こまめに水分、そして塩分の補給をお忘れなく

忘れるところでした、学校でクラブ活動、部活動を指導されている先生方、しっかりと生徒・学生に熱中症予防について指導をお願いします

熱中症の予防に関しては、環境省、日本体育協会などに詳しい情報が掲載されていますので参考にされてはいかがでしょう

************************************************

<環境省>

  熱中症環境保健マニュアル-2009年6月改訂版-
   http://www.env.go.jp/chemi/heat_stroke/manual/full.pdf

  環境省熱中症情報
   http://www.env.go.jp/chemi/heat_stroke/

<日本体育協会>

  熱中症を防ごう
   http://www.japan-sports.or.jp/medicine/guidebook1.html

<大塚製薬>

  スポーツ活動中の熱中症を予防しよう
   http://www.otsuka.co.jp/health/heatdisorder/index.html?ad=list_ov


(Air星人)

2009-7-16 10:26 日食を満喫しよう

日食を安全に

7月22日まであと6日。
当日は、どうもすっきりしない天気が予想されていますが、その日になってみるまで分かりません。当日の天気が良くなることを祈りましょう。

日本で、皆既日食が観察されるのは、数十年ぶり。
しかも、今回は、鹿児島、それも十島村がその絶好の観察スポット。
連日、TVなどを通じて、十島村の様子が全国に発信されています。
毎年、学校環境衛生検査で訪れる十島村小中学校。見慣れた子供たちの明るい笑顔がTVに映し出されると、ついつい微笑んでしまいます。
子供たちの屈託のない笑顔に乗せて鹿児島の島々のよさが全国に伝わればよいのですが。

さて、昔昔、日食の観察には、ロウソクの煤(すす)で曇らした硝子板や黒い下敷き、あるいは真っ黒に感光させたフィルム等を利用していました。それが、当時の常識。しかし、どうやら、それらの方法は、大変危険な方法だったようです。

太 陽の光には赤外線も含まれています。赤外線は、煤けた(すすけた)硝子板、黒い下敷き、真っ黒に感光させたフィルムなどを簡単に通過してしまいます。それ らをかざし、太陽を長時間注視してしまうと、赤外線が網膜にまで達してしまい、網膜にやけどを負ったり、失明したりする危険性があります。過去の日食にお いても、実際に幾人かの方が、網膜のやけどや失明をされたとの報告もあります。

肉眼で日食を観察する場合、太陽観察専用の日食グラスや遮光板を利用するようにしてください。また、望遠鏡で観察する場合は、太陽投影板に投影し観察してください。ピンホールカメラの原理などを応用しても安全に観察できます。

世紀の大イベント皆既日食、安全な方法で観察してこそ、より感動が増すのではないでしょうか。

なお、今年は、ガリレオの望遠鏡観察(1609年)から400年 世界天文年にあたります。

*************************************
皆既日食情報(国立天文台)
http://www.nao.ac.jp/phenomena/20090722/index.html

日食を観察する方法(国立天文台)
http://www.nao.ac.jp/phenomena/20090722/obs.html

2009年の皆既日食について~2009年のビックイベント(鹿児島県)
http://www.pref.kagoshima.jp/pr/shima/nissyoku/eclipse.html

トカラ皆既日食 7島 中継プロジェクト(鹿児島大学)
http://eclipse.cc.kagoshima-u.ac.jp/?page_id=22

日食を宇宙から観察しよう(気象庁)
http://www.jma.go.jp/

トカラ列島(十島村)
http://www.tokara.jp/


(Air星人)

2009-7-16 8:50 夏休み海外旅行と感染症

夏休みを控え海外旅行を計画されている方もいらっしゃると思います。

旅行を満喫するには、旅先で病気などにかからないことです。

海外旅行の際に注意すべき、感染症などについて厚生労働省のホームページで情報が提供されています。

是非、お出かけ前に確認していただき、予防などに努めていただけたらと思います。

*******************************************

<夏休み期間中における海外での感染症予防について>

  http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/natuyasumi/2009.html

<海外の感染症に関する情報>

○感染症に関するホームページ

■世界各地の感染症発生状況

  ●厚生労働省検疫所(海外渡航者のための感染症情報)ホームページ
     http://www.forth.go.jp/

  ●外務省海外安全ホームページ > 感染症関連情報
     http://www.anzen.mofa.go.jp/

■感染症別の詳細情報

  ●厚生労働省検疫所(海外渡航者のための感染症情報)ホームページ > 感染症別情報
     http://www.forth.go.jp/

  ●国立感染症研究所 感染症情報センターホームページ > 疾患別情報
     http://idsc.nih.go.jp/disease.html

■予防接種に関する情報

  ●厚生労働省検疫所(海外渡航者のための感染症情報)ホームページ
     http://www.forth.go.jp/

  ●外務省ホームページ > 渡航関連情報 > 在外公館医務官情報
     http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/index.html

■渡航先の医療機関等情報

  ●外務省ホームページ > 渡航関連情報 > 在外公館医務官情報
     http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/index.html

(Air星人)

2009-7-14 18:02 薬剤師のドーピング防止への取り組み

日本薬剤師会を始め、都道府県薬剤師会では、ドーピング防止活動に積極的に取り組んでいます。

その取り組みの一つが、日本薬剤師会が毎年作成している「薬剤師のためのドーピング防止ガイド」です。「薬剤師のためのドーピング防止ガイド」は日本薬剤師会のホームページで一般にも公開され、多くのスポーツ関係者にもご利用いただいています。

また、都道府県薬剤師会は「ドーピングホットライン」を設置し、スポーツ選手の方々からのドーピング防止に関する様々なお問い合わせに対応しています。万が一、病気に罹られたとき、あるいはコンディショニングの際に、「くすり」を適切に利用することで、安心して大会に臨んでいただけるよう努めています。


それらの取り組みが結実し、本年度から公認スポーツファーマシスト制度が開始されました。これにより、さらに、スポーツを楽しまれる方々のサポート体制が強化されることになります。


*「薬剤師のためのドーピング防止ガイドブック 2009年度版」は、次の日本薬剤師会のホームページからダウンロードできます。

http://nichiyaku.or.jp/contents/antidoping/default.html

*公認スポーツファーマシストについては、次の日本アンチドーピング機構のホームページを参照してください。

http://www.anti-doping.or.jp/sportspharmacist/index.html


(Air星人)