2014年10月23日木曜日

2009-8-19 10:59 夏、食中毒の季節です。食中毒に罹らないために

夏、食中毒の季節です。
気温が高く、食品に付着していた細菌が増殖しやすくなっています。
ついつい、料理などを室温にしばらく放って置いたといった経験はありませんか?
それらを口にすると・・・運が悪ければ、細菌による食中毒になってしまう危険性があります。
食中毒にならないためにも、「食中毒予防の三原則」をしっかり身につけ、食品の保存や調理方法などに注意する必要があります。


** 食中毒予防の三原則 **

食中毒予防の三原則は、

食中毒の原因となる細菌を「付けない、増やさない、殺す」

です。

** 食中毒を予防するための6つのポイント **


 厚生労働省 「食中毒に関する情報」ホームページ (乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドラインなどの情報も掲載されています)からの引用、一部改変

http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/index.html

「食中毒を予防するための6つのポイント」は、食中毒予防の三原則から成っています。これらのポイントをきちんと行い、家庭から食中毒をなくしましょう。

食中毒は簡単な予防方法をきちんと守れば予防できます。

注意!!

食中毒による嘔吐、下痢の場合、自己判断で、吐き気止めや下痢止めを使用するとかえって具合が悪くなってしまうことがあります。
もし、食品を口にして、お腹が痛くなったり、下痢をしたり、気持ちが悪くなったりしたら、かかりつけの医師に相談しましょう。



食中毒を予防するための6つのポイント

ポイント 1 食品の購入
* 肉、魚、野菜などの生鮮食品は新鮮な物を購入しましょう。
* 表示のある食品は、消費期限などを確認し、購入しましょう。
* 購入した食品は、肉汁や魚などの水分がもれないようにビニール 袋などにそれぞれ分けて包み、
  持ち帰りましょう。
* 特に、生鮮食品などのように冷蔵や冷凍などの温度管理の必要な 食品の購入は、買い物の最後にし、
  購入したら寄り道せず、まっ すぐ持ち帰るようにしましょう。

ポイント 2 家庭での保存
* 冷蔵や冷凍の必要な食品は、持ち帰ったら、すぐに冷蔵庫や冷 凍庫に入れましょう。
* 冷蔵庫や冷凍庫の詰めすぎに注意しましょう。めやすは、7割 程度です。
* 冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は、-15℃以下に維持すること がめやすです。
  温度計を使って温度を計ると、より庫内温度の管理が正確になります。
  細菌の多くは、10℃では増殖がゆっくりとなり、-15℃では増殖が停止しています。
  しかし、細菌が死ぬわけではありません。
  早めに使いきるようにしましょう。
* 肉や魚などは、ビニール袋や容器に入れ、冷蔵庫の中の他の食 品に肉汁などがかからないように
  しましょう。
* 肉、魚、卵などを取り扱う時は、取り扱う前と後に必ず手指を 洗いましょう。
  せっけんを使い洗った後、流水で十分に洗い流すことが大切です。
  簡単なことですが、細菌汚染を防ぐ良い方法です。
* 食品を流し台の下に保存する場合は、水漏れなどに注意しまし ょう。
  また、直接床に置いたりしてはいけません。

ポイント 3 下準備
* 台所を見渡してみましょう。
  ゴミは捨ててありますか?
  タオルや布巾(ふきん)は清潔なものと交換してありますか?
  せっけんは用意してありますか?
  調理台の上はかたづけて広く使えるようになっていますか?
  もう一度、チェックをしましょう。
* 井戸水を使用している家庭では、水質に十分注意してください。
* 手を洗いましょう。
* 生の肉、魚、卵を取り扱った後には、また、手を洗いましょう。
  途中で動物に触ったり、トイレに行ったり、おむつを交換し たり、鼻をかんだりした後の
  手洗いも大切です。
* 肉や魚などの汁が、果物やサラダなど生で食べる物や調理の済んだ食品にかからないように
  しましょう。
* 生の肉や魚を切った後、洗わずにその包丁やまな板で、果物や野菜 など生で食べる食品や調理の
  終わった食品を切ることはやめましょう。
  洗ってから熱湯をかけた後使うことが大切です。
  包丁やまな板は、肉用、魚用、野菜用と別々にそろえて、使い分けるとさらに安全です。
* ラップしてある野菜やカット野菜もよく洗いましょう。
* 冷凍食品など凍結している食品を調理台に放置したまま解凍するのはやめましょう。
  室温で解凍すると、食中毒菌が増える場合があります。
  解凍は冷蔵庫の中や電子レンジで行いましょう。
  また、水を使って解凍する場合には、気密性の容器に入れ、流水を使います。
* 料理に使う分だけ解凍し、解凍が終わったらすぐ調理しましょう。
  解凍した食品をやっぱり使わないからといって、冷凍や解凍を繰り 返すのは危険です。
  冷凍や解凍を繰り返すと食中毒菌が増殖したりする場合もあります。
* 包丁、食器、まな板、布巾(ふきん)、たわし、スポンジなどは、使った後 すぐに、
  洗剤と流水で良く洗いましょう。
  布巾(ふきん)のよごれがひどい時には、清潔なものと交換しましょう。
  漂白剤に1晩つけ込むと消 毒効果があります。
  包丁、食器、まな板などは、洗った後、熱湯をかけたりすると消毒 効果があります。
  たわしやスポンジは、煮沸すればなお確かです。

ポイント 4 調理
* 調理を始める前にもう一度、台所を見渡してみましょう。
  下準備で台所がよごれていませんか?
  タオルや布巾(ふきん)は乾いて清潔なものと交換しましょう。
  そして、手を洗いましょう。
* 加熱して調理する食品は十分に加熱しましょう。
  加熱を十分に行うことで、もし、食中毒菌がいたとしても殺すことができます。
  めやすは、中心部の温度が75℃で1分間以上加熱することです。
* 料理を途中でやめてそのまま室温に放置すると、細菌が食品に付いたり、増えたりします。
  途中でやめるような時は、冷蔵庫に入れましょう。
  再び調理をするときは、十分に加熱しましょう。
* 電子レンジを使う場合は、電子レンジ用の容器、ふたを使い、調理時間に気を付け、
  熱の伝わりにくい物は、時々かき混ぜることも必要です。

ポイント 5 食事
* 食卓に付く前に手を洗いましょう。
* 清潔な手で、清潔な器具を使い、清潔な食器に盛りつけましょう。
* 温かく食べる料理は常に温かく、冷やして食べる料理は常に冷たくしておきましょう。
  めやすは、温かい料理は65℃以上、冷やして食べる料理は10℃以下です。
* 調理前の食品や調理後の食品は、室温に長く放置してはいけません。
  例えば、O157(腸管出血性大腸菌)は室温でも15~20分で2倍に増えます。

ポイント 6 残った食品
* 残った食品を扱う前にも手を洗いましょう。
  残った食品はきれいな器具、皿を使って保存しましょう。
* 残った食品は早く冷えるように浅い容器に小分けして保存しましょう。
* 時間が経ち過ぎたら、思い切って捨てましょう。
* 残った食品を温め直す時も十分に加熱しましょう。
  めやすは75℃以上です。
  味噌汁やスープなどは沸騰するまで加熱しましょう。
* ちょっとでも怪しいと思ったら、食べずに捨てましょう。
  口に入れるのは、やめましょう。


(Air星人)

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