新型インフルエンザ、その罹患者の多くは20歳以下。
全国的にやや患者数が減ってきているとは言え、まだまだ油断できません。
小さなお子さんが高熱にうなされていると、親としては一刻でも早く病院にかかり治療をしてもらいたい、そう思ってしまいます。
いざ病院に行ったけれど、インフルエンザ検査キットが品切れで検査がしてもらえない、あるいは検査結果が陰性で抗インフルエンザ薬が処方してもらえず、解熱剤だけが処方されるといったことも現実にはあります。
子供が高熱を発した時、どこにポイントをおいて緊急性などを判断すればよいのか。
それがわかれば、親としても少し余裕を持って対応することが可能になるのではないでしょうか。
今回、厚生労働省のホームページに掲載された資料が参考になります。
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*発熱したお子さんを見守るポイント* (厚生労働省パンフレットから引用、一部改変)
こんな症状を認めたらもう一度受診しましょう
新型インフルエンザであっても、ほとんどのお子さんは季節性インフルエンザと同様に、3日から5日間発熱が続いた後に自然に治ります。しかし、まれに急性
脳症、心筋炎、肺炎を合併したり、脱水を起こすことがあります。そこで、自宅で療養するときには、お子さんをひとりにせず、次に示すような症状に気をつけ
て定期的に状態を見守るようにしましょう。
次のような症状を認める場合は、なるべく早く医療機関で診察を受けましょう。
*新型インフルエンザ症状チェックポイント
□ 手足を突っ張る、がくがくする、眼が上を向くなど、けいれんの症状がある。
□ ぼんやりしていて視線が合わない、呼びかけに答えない、眠ってばかりいるなど、意識障害の症状がある。
□ 意味不明な事を言う、走り回るなど、いつもと違う異常な言動がある。
□ 顔色が悪い(土気色、青白い)。唇が紫色をしている(チアノーゼ)。
□ 呼吸が速く(1分回に60回以上)、息苦しそうにしている。
□ ゼーゼーする、肩で呼吸をする、全身を使って呼吸をするといった症状がある。
□ 「呼吸が苦しい」、「胸が痛い」と訴える。
□ 水分が取れす、半日以上おしっこが出ていない。
□ 嘔吐や下痢が頻回にみられる。
□ 元気がなく、ぐったりしている。
*ここに挙げた症状以外でも、いつもと様子がちがっていて心配な場合には、かかりつけの医師等の医療機関に相談してください。
上記のような点に注意すれば、新型インフルエンザは、家庭で特別な対応をしなければならない病気ではありません、周囲への感染防止に配慮しながら、発熱したお子さんをいつものように家庭で見守ってあげてください。
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<厚生労働省>
発熱したお子さんを見守るポイント(保護者向けポスター、PDF:429KB)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/pdf/parents_poster01.pdf
発熱したお子さんを見守るポイント(保護者向けパンフレット、PDF:622KB)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/pdf/parents_pamphlet01.pdf
(Air星人)
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