2014年10月23日木曜日

2010-3-18 9:34 「急性アルコール中毒にご用心」

「急性アルコール中毒にご用心」

近所の居酒屋が、このところ賑やかだ。
卒業式を終えた学生たちが連日のように“追い出しコンパ”をやっている。
店の中から、威勢のよい掛け声や楽しそうな笑い声が聞こえてくる。

いよいよ、お開き、上機嫌のよろよろ足たちが道に拡がる。
宴の余韻にひたってか、それらは散らばろうともせず、しばらくそこに停留し、大声を上げる。

そんな大声の輪、その脇には、決まって、すっかり泥酔し歩くこともできずうずくまる者、それを介抱する者がいる。

泥酔。死の一歩手前。介抱が十分でなければ、その場で死んでしまうことすらある。

普段飲みつけており、自分の限界を知っているであろう大学生。
彼らですら、その場の雰囲気にのまれ泥酔することさえある。

ましてや、高校を卒業したばかり、新人歓迎の席で慣れぬ酒を飲み、飲まされるとしたら・・・・・・その危険性はさらに大きくなってしまう。

「桜、咲く」

折角、手に入れた喜びも、一瞬にして消え去る。

一時期に比べ減ったとはいえ、毎年、少なからず悲しいしニュースが目に飛び込んでくる。

そんな悲しいことがなきよう。

無理な飲酒は慎むべき。それにもまして周囲は飲酒を無理強いしてはならない。

うれしい門出、生きていてこそ。

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ほろ酔い:
アルコールの作用によって大脳皮質が麻痺し始め、理性の抑制が解除され、気持ちがほぐれ、リラックスする。この辺りで飲酒を止めておくと、“気持ちよく飲めた”ということに。

酩酊:
脳(大脳辺縁系)にまで麻痺が及ぶ。同じ話を繰り返す、となりの人にからむ、ロレツが回らない、足元がふらつくなど、いわゆる「酔っ払い」状態に。この段階になったら、すぐに飲むのを止める。周りも飲酒を止める。
イッキ飲みをすると、この段階を飛び越え、泥酔・昏睡になってしまうほどの飲酒量になってしまうことも。大変危険。

泥酔:
脳全体が麻痺し、脳幹や脊髄も麻痺し始める。ぐったりし、「酔いつぶれ」た状態になる。嘔吐物が気管に詰まり窒息する危険がある。絶対一人にしない。誰かが付き添って病院へ連れて行く。

昏睡:
脳幹・脊髄、延髄なども麻痺。呼吸麻痺が起こり死亡することもある。叩いても、つねっても反応がなければ、迷わず救急車を呼ぶ。

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イッキ飲み、アルハラ防止のページ

http://www.ask.or.jp/ikkialhara.html


<文: Air星人>

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